タクさんの冬の寝具(おねしょ)対策 後編【認知症中期】
2007 / 01 / 15 ( Mon ) 00:58:04

前回、おねしょ対策として使い捨て防水シーツのことを書きました。
何だか、これを一押ししているように書いてしまいましたが、これは我が家では有効だったという例です。

父の家は洗濯物を干す場所があまり広くなく、洗濯機は大容量ではなかったためでした。
このような条件のもと、通い介護で洗濯を済ますとすぐ仕事に行かなくてはならない私の場合には、難点も有りながら助かりました。

しかし、洗濯物を干す場所が広く、同居介護の場合などは通常の防水シーツの方がより安心だし経済的だと思います。
使っているうちに匂いが出て来るのは、洗剤の種類や抗菌漂白などで対処出来るかもしませんし、匂いが残りだしたら新しい物にするなどの方法もあると思います。
蒸れについては、使い捨てシーツの方が夏など蒸れないように感じます。

余談ですが、グループホームに一時入居した時、このグループホームでは紙オムツは施設が用意しましたが、防水シーツは個人持ちで買うことになりました。
別のグループホームでは紙オムツの用意はなく、個人的に買って持ち込み、防水シーツは施設の用意がありました。
特養や老健施設では、施設の防水シーツが揃っています。

一度、おねしょや失禁が始まると治らないのが一般的だと思いますが、こんな場合もありました。

前にも書きましたが、父が認知症初期から中期にかけてまだ失禁がない頃、何回か内科入院したことがありました。
入院すると失禁(おねしょも)、徘徊、帰宅願望などが出て、看護士さんの手を煩わせましたが、退院して家へ戻るとそれらは全て消滅しました。
入院のたびにそういう状況で不思議な程でした。

これはまれなケースかもしれませんが、場合によっては治る可能性も(一時的にしろ)あることを示していると思います。
だから、いつでも前向きでありたいですね。

参照↓↓
タクさんの防寒対策【認知症発症後】


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タクさんの冬の寝具(おねしょ)対策 本編【認知症中期】
2007 / 01 / 14 ( Sun ) 01:35:19

前回は息子のおねしょの話になってしまいましたが、今回は本編、「タクさんの冬のおねしょ対策」です。
おねしょ対策に冬も夏もないのですが、冬の方が寒いので濡れた場合のこと、日照時間が短いので洗濯物の乾く時間、などを考慮しました。
尿量も夏より多くなりました。
特に私の場合は通い介護で、合間にアルバイトに行っていましたから、同居とは違う時間的制約があり、それを含めた対策です。
前にも少し書いたことがあります。

長くなりますが一気に書きます。参考になれば幸いです。

◆就寝時失禁(おねしょ)の始まり
父の場合は、日中の失禁が始まってまもなく就寝中の失禁も始まりました。
認知症になって8年位経ってからのことです。
このおねしょはほぼ毎日でした。
夏になると、時々していない日もあり「万歳〜!」でした。

最初の頃は濡れたことに気付いた父が、気持ち悪いため着ている物を自分で脱いでしまい、そのあとどうしたら良いか分からず、呆然としていたり、脱ぎ捨ててうろうろしていたり…。
父と同居の私の弟が気付くまでそのままでした。

◆紙オムツはどれでも漏れる
いろんな紙パンツを試しましたが、結局漏れるのです。
長時間用の紙パンツも漏れることに大して変わりはありませんでした。
一度は紙パンツと併用使用する男性用尿取りパッド(筒状に包む形)を使ってみましたが、やりにくくて上手くいかないし、ずれて外れました。
付けるのが手間取るので本人も嫌がりました。

オムツメーカーの相談室にも電話で問い合わせました。
しかし、一般的な意見を聞けただけで、漏れの解決には至りませんでした。
相談をしたので、後に試供品の紙オムツセットが届きました。

だったら、漏れるのは仕方ない。漏れて当たり前と思うようになりました。
息子の紙オムツだってそうでした。
夜間だけ長時間用を一応使って、あとは漏れても良いように工夫しました。
そのうち長時間用も使わず、市から支給されている無料の普通の厚さの紙パンツで済ませたりしました。

<注>
タクさんのことについては、私と弟で「紙オムツ」と言わず、「紙パンツ」と言っていました。
父にもし聞こえた時、「オムツ」では自尊心を傷つけるからです。
父は普通のパンツだと思って履いていましたから。

◆使い捨て防水シーツ
漏れ対策として、初めは洗える防水シーツを敷きました。
しかし、乾き難くだんだん臭いも残るようになったので使うのは止めました。
父の場合は使い捨ての防水シーツを重ねて使いました。
費用はかかるけれど、洗わなくて済むのはかなり助かり気が楽でした。

2003〜4年頃、私が知っているのは当時、3つ位のメーカーから出ていて、それぞれ特徴が違いました。
紙オムツを置いている店なら、そのうちのどれか1種類は置いていました。
一番長く利用していたのは、入手しやすいユニチャームの使い捨て防水シーツでした。
紙オムツと同じ素材で出来ています。

◆使い捨て防水シーツの使い方のコツ
ユニチャームの使い捨て防水シーツ(ライフリー・ふとん安心シーツ60cm×90cm)は、幅がベッド幅と同じ程度しかなかったため、シーツ(厚みのあるベッドのマットレス)に巻き込んで使えず、ただ置くだけなので、ずれやすいのが難点でした。
1枚では幅も長さも足りないので、シーツの上に3枚を重ね、ずらして使いました。
寝る時にずれないよう押さえながら父に横になってもらいました。
シーツの下にも念のため、ずらして2枚敷いていました。
一度、ベッドの一番下のマットレスまで沁み込んでしまった経験から、マットレスの上にも敷いておきました。
何枚も敷いていますが、濡れるパッドは大抵1枚だけでした。
極力漏れて濡れる寝具はシーツ1枚だけで済むようにしました。

◆シーツの選び方
シーツは洗濯した時干しやすく、乾かしやすい長方形の平らな普通のシーツにしました。
綿100%は乾き難いのでポリエステル混紡の物を選びました。
布団を包み込むように縁にゴムが入って袋状になっているシーツは、乾き難いし干し難いので使いませんでした。
平らな普通のシーツはベッドの場合セッティングが面倒ですが、洗濯しやすさでこれにしました。

◆タオルケットの効用
敷く物だけでなく、上掛けも濡れます。
毛布や布団は濡れたからと言って毎回洗濯は出来ません。
毛布カバーや布団カバーは薄手なので、これが濡れると本体の毛布や布団も濡れます。
なので、布団カバーは付けますが、毛布カバーは付けませんでした。

そこで、毛布の下には必ずタオルケットを入れ、これで漏れを受けるようにしました。
タオルケットなら、毎日洗えますから。
但し、乾きやすさを考えて、あまり厚地のものはよくありません。
タオルケットも2枚を交代で頻繁に洗って使いました。

父の肌に触れる部分はまず、冬でもタオルケットにしました。
タオルケットは春夏しか売っておらず、冬は殆ど売っていないので、買い求める時は注意が必要です。

なお、綿毛布を毛布の代用にするのは良いと思います。
が、タオルケットより地厚なので洗濯がし難く、乾き難いので、洗濯のことを考慮すると、やはりタオルケットを漏れ防止のため下に重ねた方が良いと思います。

◆寝室状況
父の部屋は北側の寒い寝室です。
着る物は冬用の肌着と冬用の暖かいパジャマ。
寝る時の暖房、掛け布団1枚、毛布1〜2枚、タオルケット1枚、シーツは冬用の暖かいタイプ。
これで父の場合は大丈夫でした。
寒い地方の方は、もっと暖かくする必要があるかもしれませんね。

寝る時以外は父は南側の暖かい部屋に居ます。
寝る30分位前から父の寝室を暖房し、眠ってから2時間位で切れるようにタイマーセットしておきました。
温度は24度位に設定しました。

◆就寝状況
父を寝かしたあと、私は帰ります。
夜間は父と同居の弟が看ました。
弟が早朝出勤する前に父を起こし、着替えをしてくれました。
毎朝、出勤前に父を起こし、濡れた父の着替えをするのは大変だったと思います。

父がぐっすり眠っていたら、びしょ濡れでも起こさないで良いと私は弟に伝えていました。
事実、父はびしょ濡れでも大抵起きずに熟睡していたようです。
冬寒くても、濡れたからといって風邪を引くことはありませんでした。
毎日デイに通うようになってから熟睡するようになりました。
デイに通う以前は昼夜逆転気味でした。

夜は大抵8時頃ベッドに入りました。
寝る素振りがなくても、その頃寝るようにさせました。
「もう8時になるよ〜そろそろ寝た方がいいんじゃない??」と誘うと、父は殆ど素直に応じました。
トイレに行ってもらい、寝室のベッドへと誘導し、すんなりベッドに横になりました。

ベッドに横になる時、使い捨て防水シーツがずれないよう、必ず押さえてあげましたし、父も慎重に横になってくれました。
お陰様で、父は寝相が良く、使い捨てシーツはあまりズレませんでした。

パジャマの着替えはいつも夕食前に済ませていました。
寝る前にバタバタするのは良くないですし、夕食時に眠ってしまうこともあったからです。

◆特養での失禁対策
特養では、紙オムツに日中でも男女共用タイプの尿取りパッドを重ねていました。
紙オムツ使用の殆どの入居者がそうでした。
通常は尿取りパッドを取り替えるだけで済んでいたようです。
紙オムツごと履き替えるのは大変ですからね。

夜間も同じで、大容量の紙オムツに尿取りパッド。
ベッドには洗えるタイプの防水シーツを幅広く敷いていました。
特養では洗濯システムが完備していましたから、洗える防水シーツを消毒して使用することが出来て問題ない訳です。

◆泌尿器科医の見解
前立腺肥大の定期健診の時、病院の担当医に父のおねしょで困っている話をしました。
デイの家族会で聞いた話で、おねしょの薬を飲んで収まった男性が居ることを聞いたからです。
父にも薬を出して貰えるか訊ねました。
泌尿器科の病気でおねしょするのではなく認知症でのおねしょは、薬も効かないから使えないとのことでした。


参照↓↓
ユニチャーム ライフリーふとん安心シーツ16枚入り 1,900円位
http://www.kenko.com/product/item/itm_8211401072.html

白十字 使い捨てタイプ 防水シーツ 2枚入り 400円位
http://item.rakuten.co.jp/soukai/4987603312050/

サルバ 使い捨て防水シーツ2P  2枚入り 400円位
http://www.rakuten.co.jp/f-supply/663499/665466/670329/#690029

ポラミー 防水シーツ 使いきり 巻き込みタイプ 2枚入り 500円位
http://item.rakuten.co.jp/soukai/4987601104336/

タクさんの防寒対策【認知症発症後】


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認知症中期のタクさん【排泄】 TB:2 CM:5 admin page top↑
タクさんの冬の寝具(おねしょ)対策 前編【認知症中期】
2007 / 01 / 13 ( Sat ) 02:45:59

先週、「タクさんの防寒対策」を書きました。
今日は、その続編としての「冬の寝具対策」です。

認知症中期のタクさんとして、まず欠かせないのは「おねしょ対策」です。
毎晩でしたし、特に冬は量も多くなります。

実は、私の息子は小学校6年の2学期頃まで毎晩おねしょをしていました。
体格は小さい方で、男の子でお尻が小さかったため、「オヤスミマン」なる幼児用紙パンツが履けて、ずっと利用していました。

オヤスミマンも漏れましたし、濡れても気付かず息子は平気でぐっすり眠っていました。
夜尿症には睡眠サイクルとホルモンのため起こさないことが良いされており、漏れていても起こしませんでした。
おねしょが息子にとっては当たり前と考え、息子を怒ることもありませんし、私自身、たまに心配になりましたが、殆ど気にしないように努めました。
息子もおねしょで悩んでいる素振りはありませんでした。

布団におねしょパッドはいつも敷いていました。
おねしょパッドは洗っても乾き難く、しかも長く使っていると匂いが残るようになりました。

オヤスミマンは不経済なので、布の夜尿症用パンツを使ったこともありました。
しかし、おねしょパッドと同じで乾き難く、匂いが残るようになったので使うのは止めました。

この息子のおねしょが普通の子供よりずっーと遅く、自然にやっと無くなった頃(小6の2学期)、入れ違いにタクさんのおねしょが始まりました。
ああ、私の人生は「おねしょ対策の人生か?!」と思ったものです。
タクさんのおねしょ対策は、息子の経験が役に立ちました。

この記事を今は成人した息子が見たら…怒るでしょうね(笑)

長くなるので後編に続きます。


参照↓↓
タクさんの防寒対策【認知症発症後】

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認知症中期のタクさん【排泄】 TB:0 CM:5 admin page top↑
認知症中期のタクさん その2(トイレ三昧の日々)
2006 / 09 / 09 ( Sat ) 09:42:11

前回に引き続きトイレのこと、パート2。
今回は失禁が始まり紙オムツ常用になってからのことを色々まとめて書いてみました。

【紙オムツ】
◆当初数ヶ月は安売りで買ってきた紙パンツでしたが、結構費用がかかる上、持ち帰りにかさばるので(自転車で運ぶので)、市が提供している無料紙オムツのサービスを利用するようになりました。
素材は悪くなく、一般市販品と変わりなかったです。
父の市では(市によってシステムは違う)要介護3以上で月50枚現品直接配達システムで、たまに買い足すことがありましたが殆ど足りました。
父と同居ではありませんし私がいない時に届くので、マンションの管理人さんに受け取りの印鑑と預かりを依頼しました。(宅配ボックスがないマンションだった)

◆紙パンツ常用でも日中は普通にトイレに行き用足しをします。
紙パンツは濡れていますが、たっぷり吸収タイプの紙オムツなら取り替える回数は普通は朝と寝る前ぐらいで大丈夫でした。

◆朝起きたときの量が半端じゃなく大量で、パジャマやシーツ、寝具類まで濡れてしまうことが増えました。
紙オムツと併用する「部分パット」はズレたりして具合が悪く、使いませんでした。

◆漏れるのでメーカーの紙オムツの相談コーナーに相談したこともありました。
相談したのでサービスオムツ(試供品)が届きました。

◆防水シーツは何枚か用意して交代で使用しましたが、洗濯した時乾き難いし干すのに場所を取るので、紙オムツと同素材の「使い捨て紙シーツ」を二枚重ね(ずらして幅広く敷く)して使いました。
知っているだけで二つのメーカーで出していましたが、安くて使いやすい某メーカーのを使っていました。ただし、どこでも売っている訳ではありませんでした。

◆男性なので掛け布団が濡れることが多いので、掛け布団保護のため冬でもタオルケットを必ず使用、洗濯しやすいタオルケットで尿を吸収するようにしました。

◆使い捨てシーツを使ってもシーツが濡れることが多く、シーツやタオルケットの洗濯など毎日の洗濯量が相当増えました。
晴れていれば消毒も兼ねて頻繁に布団干しもしました。
私の自宅から朝、父の家へ通い、朝は父をデイに送り出しながら洗濯と布団干しをして、その後アルバイトの仕事に出掛けるので朝は忙しかったです。

◆洗濯機を頻繁に使うせいか故障して、マンション階下のお宅に水が漏れ大変なご迷惑をかけてしまったこともあります。

【頻尿】
◆父はおもらしを心配して、それまで以上に頻繁にトイレに行きたがるようになりました。

◆通院先の病院や医院でも待ち時間には必ずトイレに行きますが、長く待ってやっと診察になった時にもトイレに行きたがり、診察を中断してトイレへ行くこともありました。勿論トイレには私が付き添います。

◆私と一緒に近所を散歩している時にも必ず外で立ちションしたがり、仕方なくさせました。まるで犬のマーキングみたいでした。

◆デイでは誘われてもあまりトイレに行きたがらなかったようでした。
そのせいか、デイから帰り送迎車を降りた途端、トイレに行きたくて我慢出来なくなる程でした。「濡れてもいいパンツだから、このまましちゃっていいよ」と言ってあげることが多かったです。

◆デイに通うようになっても、入浴は自宅でしました。父は私以外の人の介助だとスムーズに入浴出来ないと思ったからです。
入浴前にトイレに行くのですが、入浴中も排尿が我慢出来ない事が有り、風呂場でもよくしました。

◆頻繁にトイレに行きたがるのはそそうをしたくないためのようで、気分の問題なので出る量は少なめでした。
トイレのことが気になり、ふと考えると行きたくなるようでした。

【排便】
◆排便はトイレでしましたが、昔からの習慣でトイレットペーパーを節約するためか紙を少ししか使わず、しかも丁寧に折りたたんで使っていました。
紙を少ししか使わないので手を汚すこともあって、手伝ってあげるようになりました。
排便したら必ず私を呼ぶように言いました。ウォッシュレットの使い方が分からないので、「これをすると手を使わずにシャワーでお尻が綺麗になっていいよ〜」と必ず言って始末を介助しました。
毎回それは何か聞かれ、その度に説明しました。殆ど嫌がらずにウォッシュレットを使いましたが、たまに機嫌が悪いと嫌がり、すぐ立とうとしました。

◆通院先の医院のトイレで長々トイレに立てこもっていたこともありました。なかなか便が出なかったようです。
ドアの外から声を何度もかけましたが、父は便が出るまで納得出来ずに30分近く入っていました。
自宅なら構いませんが、出先でもお構いなしなので困りました。

◆排便が納得出来るまで長丁場トイレにいるので、朝、デイの送迎車に間に合わずに別便の送迎車に来てもらうことも増えました。

◆よくある「便をもてあそぶ」ということは、父の場合ありませんでした。
排便は二日に一回程度で必ずトイレでしてくれましたし、何かあってもすぐ気付くようにしていましたので。
一度だけ、私がいない時にトイレで排便して、何故かトイレの壁に汚れた手でさわったらしい跡がついていることがありました。

◆排便の感覚は認知症の中期はしっかりしていました。でも、何かの加減で2回程デイ帰宅時に下痢便を紙オムツにしてしまっていたことがありました。
匂いで分かりますから風呂場に直行、下半身シャワーで綺麗にしました。
お尻が気持悪いでしょうに、全然本人は気付いてなくてケロッとしていました。

【トイレ認知困難】
◆認知症中期も後半になると(2003年頃、認知症発症10年)、トイレの使い方が分からなくなってきました。
外出先の男性用トイレの立ちトイレの使い方が分からなくなり、私が傍で「立ってここにするのよ」と介助するようになりました。
自宅のトイレも便器のどこにしたらいいのか分からなくなりなり、「こっちに向いて座るのよ」「ここにしていいのよ」と介助が必要でした。

◆自宅で私がいない時にトイレの場所がわからなかったのか、間に合わなかったのか、父がいつも居るキッチンの窓際に排尿してあることが時々ありました。
幸い他の場所にすることはありませんでした。

◆排尿の感覚があった時には、すぐ出てしまうようでした。排尿を我慢することが出来ないようでした。
トイレに間に合わないのはそういう訳でした。

◆失敗しても何でも、苦労は多かったですが、認知症中期は「排尿排便感覚がしっかりしていた」ことは良かったと思います。
現在(認知症後期)は、排尿排便感覚も滅多に訴えませんから、赤ちゃんと同じようです。寂しいです。


今日の花262262
我が家の近くには「お茶」の木を垣根にしている家があります。先日よく見たら、ぷっくらと丸いお茶の花がもう咲いていました。秋が深まるともっと沢山咲くでしょう。

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認知症中期のタクさん その1(使い始めた紙オムツ)
2006 / 09 / 08 ( Fri ) 03:24:40

シリーズ初回に書きましたが、タクさんの場合は次のように分けました。

◆初期(1993年〜2001年後半 72歳〜80歳)
   ・・・失禁がない頃まで
◆中期(2001後半〜2004年後半 80歳〜83歳)
   ・・・失禁が始まり、徘徊等目立った行動があったが元気だった時期
◆末期(2004年後半〜 83歳〜)
   ・・・会話が成り立たなくなり、体力の衰え(現在はこの時期)

1999年秋(認知症発症6年、78歳)にタクさんは初めて迷子になりましたが、その後暫くは目立った事件もなく過ぎました。
2001年春に脱水症状で救急車を呼び、日帰りで点滴する事件がありましたが、2001年秋までは穏やかな毎日でした。
穏やかと言っても認知症ですから、それなりに私を悩ませるような行動の数々はありましたが、それらはまた折に触れ書いてみます。

外出好きな父でしたので一日中家に居ることは籠の鳥で嫌だったのがよく分かっていたので、父の家の近くにある公民館の高齢者の教室に通わせようと思い立ち、問い合わせてみました。
しかし、健常者の教室は私がずっと付いていなければダメそうだったので諦めました。

けれどこれがきっかけで、前年(2000年)に導入された介護保険制度で、認知症の人には家族の付き添いがなくても可能な「デイサービス」というものがあることが分かりました。
それまで私は何かと面倒なので、介護保険制度のことを知る気もありませんでした。

2001年夏(認知症発症8年、80歳)、父は穏やかで認知症もこれ以上進行しないかと思われました。
前年から介護保険制度が始まり、これを利用しなくてはならない時が来るかもしれないと思い、父が通院していた病院の精神神経科で初めて認知症の診察を受けました。
病院での定期健診だと偽って父を連れて行きました。
通い慣れた病院だったので、父も素直について来てくれました。
結果、思っていた通り「アルツハイマー型の認知症」で、かなり進んでいると言われました。

その年の秋(2001年、認知症発症8年、80歳)、それまでなかった「失禁」が突然始まりました。
それまでは、どんなことがあっても、まだ失禁がなかったので良かったのですが、いつその時が来るかと不安に思っていました。
父と同居の弟が居る時間の夜間や早朝に発覚することが多かった気がします。

濡れた肌着は脱ぎ捨てられて、父の部屋の片隅にあることが多く、そういう時は肌着のパンツなしで直接ズボンを履いていることが多かった覚えがあります。
決して叱るようなことはせずに、何食わぬ顔で対応しました。
まだ最初は毎日ではありませんでしたが、1ヶ月位経つとほぼ毎日になり、紙オムツ(リハビリパンツ)を常用しなくてはならなくなりました。
父は紙オムツだという認識が全くなく、普通のパンツだと思って嫌がらずに履いてくれました。
勿論、「紙オムツ」という言葉は父の前では禁句でした。
紙オムツを履いていても、日中は殆ど自分でトイレへ行ってちゃんと用を済ませることが出来ました。
ただし、トイレのドアには「トイレ」と書いた張り紙を付け、「トイレはこっちよ!」と誘導は必要でした。

その後、特に早朝はトイレに行かず(トイレは父の部屋のすぐ隣)、父のベッドの傍にあるゴミ箱に排尿することが増えました。
トイレに間に合わないことと、すぐ隣でもトイレの場所が分からなかったためと思われます。
父の様子次第では、夜中に父の向いの部屋で寝ている弟が起きてトイレ誘導することもよくあったようでした。

もっと後には、洗面所の洗面台や風呂場に排尿することもしばしばありました。
一方、排便の方はそそうすることもなく、基本的にトイレで自分で済ますことが出来ましたので助かりました。

この頃、父は「下(シモ)の世話にはなりたくない」とよく言っていました。
すでに世話になってることも気付かずに…(^-^;;


参照↓↓
タクさんの病歴と経過 その1

タクさんの病歴と経過 その2


今日の花262262
今日は街で「ルコウソウ」をよく見かけました。朝顔のようなつる性で、紅葉のような葉、真っ赤な星型の花が可愛く印象的です。これから晩秋まで咲き続けます。


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