延命治療とは?
2007 / 07 / 01 ( Sun ) 14:09:22

延命治療(措置)に関しては大変重い内容であり、ここで私が簡単に書ける内容ではありません。
昨年(2006年)、読売新聞に延命治療に関する連載記事があり、私は切り抜きをして読んでいました。
私の基本スタンスとしては、「父の延命治療はしたくない」でしたし、父も元気な頃は自分自身そう言っていました。
それでも、父の、もしも来るかもしれない延命治療については迷いました。

読売オンラインに、その連載記事が掲載(全てではないが)されていますが、新聞掲載と異なり分割されて分かり難い記事になっていました。
私も再度読んでみたいと思いまして、連載記事のアドレス(リンク)をまとめてみました。
分かりやすい内容なので、ぜひ参考にされて下さい。

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「読売オンライン」の延命治療に関する昨年の連載記事

延命治療に関する連載 「医療ルネサンス 延命措置を考える」は6月12〜16日、「延命 最期の選択」は社会面で7月31日〜8月7日に掲載した。いずれもヨミウリオンライン(http://www.yomiuri.co.jp/iryou/)に収載。
(2006年8月18日  読売新聞)

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◆基礎からわかる 延命措置

どんな装置を使う?
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20060425ik08.htm

中止のルールは?
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20060425ik09.htm

どんな時行う?
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20060425ik0a.htm

患者として備えは?
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20060425ik0b.htm


◆延命措置を考える

1人で1回で決めない
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20060615ik01.htm

判断託せる代理人契約
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20060616ik03.htm


◆延命 最期の選択

(1)ルール不在 病院揺らぐ
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20060731ik07.htm

(2)呼吸器 誰のため?
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20060801ik03.htm

(3)呼吸器以外の「措置」
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20060802ik05.htm

(4)決断 家族に罪悪感
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20060803ik09.htm

(5)届かぬ本人の意思
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20060804ik02.htm

(6)組織で結論 家族納得
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20060805ik04.htm

(7)「外すなら、ご家族で」
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20060807ik05.htm

(8)読者の意見・体験300件…過剰な措置 「望まない」8割
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20060807ik07.htm


◆「延命 最期の選択」反響

(1)墓前「これでよかったよね」
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20060818ik03.htm

(2)治療を決めた兄と絶縁
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20060821ik04.htm

(3)治療希望したのに…
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20060822ik01.htm

(4)意思表示に公正証書も
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20060823ik01.htm

(5)経済的負担 のしかかる
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20060824ik01.htm

(6)病院の早すぎる見限り
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20060825ik03.htm

家族で話し合う機会を
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20060828ik01.htm

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(下)延命治療…ただ一つの「正解」はない
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20061226ik04.htm

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延命中止手順、呼吸器取り外し明示
救急医学会が指針案
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070220ik09.htm

終末期医療の指針案(要旨)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070220ik07.htm

終末期患者「延命施さず」病院の56%…読売調査
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060731ik06.htm



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延命治療どうする?
2007 / 06 / 29 ( Fri ) 23:05:42

私が勤務するユニットで、今朝体調が急変して救急車で入院されたAさん(70歳代後半女性)のことを書きます。
いつもお世話させて頂いていたAさんの突然の出来事に、私にとっても、かなりショックでした。
今日はショートステイのユニットではなく、入所者のユニットに居ました。

今朝、Aさんはいつもと変わらず起床され(私が起床介助した)、朝食のテーブルに着いていました。
認知症で大腿骨骨折の過去があるため歩けず、起きている時は車椅子。
笑顔をよく見せて下さいますが、言葉は「痛いっ」「どっこいしょ」のような単語を時々発語されるだけで意志疎通は難しく、食事は全介助。

さてこれから私の介助で召し上がろうという時、突然ギャーッというAさんの悲鳴!!
こんな大きい声を出されたことはありません。
少し離れた場所に居た私が駆け寄ると、車椅子に座ったAさんが、顔を真っ赤にしてガタガタと上半身を痙攣させていました。
何度か名前を呼びかけましたがダメ。
大急ぎで隣のユニットに居る主任を呼び、勤務時間前でしたが幸い看護士も出勤していて、皆でAさんをすぐにベッドに運び込み、バイタルチェック。
目は逝ってしまい、顔は青白く変化し、呼びかけに反応はないが、バイタルはまずまずの状態。

昨日も今朝も、Aさんは特に変わったことはなかったのです。
てんかん等の既往症もないようです。

その後はバタバタ騒然となり、まもなく救急車到着。
訪れた救急隊員がどの病院に行くか?を聞いてきました。
それによって延命措置についても異なってくること。
ご家族(娘さん)とそれについて看護士が電話でやり取り。

救急隊員曰く。
今の状態から、この特養に近い、高度医療を施せるA病院に向かうつもりだが、良いか?
A病院に入ると、人口呼吸器等を付ける場合があるが、これは一度付けてしまうと外すことは出来ないこと。
高度医療を望まない場合は別の病院になるが、別の病院を探すには時間がかかるかもしれないこと。

たまたま数日前にAさんのカンファレンスがあり、娘さんはもしもの場合は延命治療はしないとのことでした。
しかし、今朝の突然の緊急事態に娘さんはショックを受けられ、救急隊員からの延命についての問いに、判断に苦慮したご様子でした。
娘さんは看護士と電話で相談の上、A病院で良いと答えられました。
今の状態だと、問題の人口呼吸器をつける可能性は低いと考え、延命治療を施さずに済む可能性があることの結論のようでした。

Aさんは特養の職員の付き添いでA病院のICUに運ばれ、その後の経過は安定している模様です。

今日のフロア職員連絡会でも、今回の緊急事態と延命治療について話し合いが持たれました。
日頃から、緊急時の延命治療について、ご家族と深く突っ込んだご意向を取り交わすことなど、色々話し合いました。

義父イズさんが老健入所の際には、延命治療をどうするか?入所申し込み時に承諾書を書く老健もありました。

昨年、父の先行きが芳しくなかった時、延命治療についてブログに書きました。
父の延命についてはかなり迷い、結論がはっきり出せないうちに父は亡くなりました。
体調が急変して緊急入院となり、数時間のうちに亡くなってしまったからです。

父の場合は夜間救急車で特養から運ばれたのですが、その時の病院当直医の判断で、高齢のため酸素マスクは付けても人口呼吸器は付けないと伝えられました。
私もそれで良いと思いました。
延命治療云々を行う間もなく、亡くなってしまいました。

Aさんの今後はどうなるのでしょう。
カンファレンスで延命治療はしないとおっしゃった、母親思いのよく面会に来られる娘さん。
この時点では、Aさんの今日の状態は考えられないことでした。
でも、状態が急変し、土壇場で延命治療をどうするか迷った娘さん。

延命治療を始めてしまうと、長期化しても途中で止めることが出来なくなります。
私が居る特養にも、そのような方が入所されています。

日頃から、急な状態の変化についての考えをまとめておく必要性があります。
それには、延命治療とは何か?詳しく知っておく必要もあります。

今回のAさんのように、突然そういうことが起きる場合があるのです。
たまたま、私の父のように、あれよあれよという間に亡くなってしまう場合もありますが…。


参照↓↓
終末期ケア


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終末期ケア
2006 / 09 / 24 ( Sun ) 00:09:04

今朝(9/23)のタクさん、熱は下がり今日の病院受診はとりあえずなくなりました。
今日一日、発熱はなくミキサー食の食事も三食共よく食べました。
只今、要経過観察中の状況です。
という訳で、少し緊急性から遠のいたので、認知症末期のタクさんとして、避けては通れない課題について少し書いてみます。

***        ***        ***        ***

カテゴリー「誤嚥性肺炎とは?」の記述のように、誤嚥性肺炎は老人に大変起き易い病気ですが、それだけでなく、「認知症が進行すると脳の病変が進むため体が動かせなくなり、嚥下も困難になる」ことから発症するという記述をネットで知りました。

口の中にとろみをつけた食べ物が入ると反射的に飲み込む状態になるものの、いずれはそれも困難になり、体に管を通す経管栄養(胃痩を含む)や中心静脈栄養を行わなければ死に至る…だそうです。

ということから、嚥下が困難になり栄養の経口摂取が出来なくなった場合、下記のような栄養摂取法を選択するような状況に現在の日本ではなっているようです。
日本ではそうですが、海外では国によって異なるようです。

現在の父の場合、食欲があって食べているというよりも、口に物が入れば何でも食べる、それが食べ物でなくても反射的に…そんな感じもします。
人間、無意識でも死なないために、口に入ったものは何でも食べるように出来ているのでしょう。赤ちゃんもそうですね。


◆胃痩(いろう)
胃痩(いろう)は、口から十分に栄養が取れない患者に、内視鏡(胃カメラ)を使っておなかの壁と胃の壁を通して小さな穴(この小さな穴のことを胃瘻( いろう )といいます)を造り、その穴にチューブを入れる手術です。そのチューブを通して栄養を摂取します。

点滴、中心静脈栄養や、鼻から管を通して栄養補給をしている殆どの患者に有効で、特に高齢で口からの食事に障害があるだけで長期入院されている患者に利用出来る。手技は容易い。合併症や説造後のトラブルの可能性も多い。

◆中心静脈栄養法
多くの場合、鎖骨下静脈からカテーテルを挿入し、心臓に近い中心静脈から投与する(先端を右心房の近くに留置する)方法。高濃度の栄養素を投入することが出来るため、中心静脈栄養法のみで生命を維持するための栄養素を投入出来る。
手技はやや技術を伴い、長期の絶食が可能だが、感染などのリスクを伴う。

◆抹消静脈栄養法
腕などの静脈に点滴で栄養素を投入する方法。高浸透圧の輸液は抹消血管では血管炎を起こすため使用できない。従って、生命を維持するための栄養素を投入出来ないので、長期間の絶食は出来ない。手技は容易であり、合併症は少ない。


一時的に上記の方法を利用して回復に至るのなら良いですが、多くの場合は続行せざるを得ないことが殆どです。
24年前に癌で母が亡くなるときも上記の中心静脈栄養法を取りました。
植物人間のような3週間を過ごし亡くなりました。

元気な時に、本人の確認を得て行うのであれば良いけれど、状況からして患者本人の承諾を得られない場合が殆どで、これは「終末期医療」「尊厳死」と切っても切れない関係の重要な選択肢だと思います。

「終末期医療」「尊厳死」については、また別の時に書いてみたいと思います。

父も遅かれ早かれ、上記の栄養法のいずれかを選択しなければならない時が来るかもしれません。

父は認知症初期の頃から、「体に色々管をくっつけてまで生きながらえたくはない」「コロッと死にたい」と言っていました。
私自身も父には、生かされて生きるよりは自然体で生きていて欲しいと思っています。
しかし、そう思う気持ちが強い反面、いざとなると様々な生きるための手段を取ってしまいそうな気もします。
父が生きていて欲しいと願う気持ちと、父自身の気持ちと、どのように踏ん切りをつけたら良いか、今はまだ答えが出せません。

参照↓↓
「痴ほう症 医療情報公開のホームページ」 
http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/index.html


今日の花262262
コンクリートの屏の隙間の土から育っているのをよく見かけます。花はあまり覚えがありませんが、黄色いまん丸の実は夏から秋にかけてよく目にします。その「ど根性実」の名は「冬珊瑚(フユサンゴ)」。冬じゃないのに。

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