呼び寄せ介護と通い介護 その2
2006 / 10 / 20 ( Fri ) 07:11:13

現在、老健にいる義父のイズさんも通い介護(介護とは言えないが)から始まって、私の自宅近くの老健に呼び寄せました。

イズさんの地元の老健に入所した場合、私の自宅から面会に通うのが不便になりますし、入院の場合も遠くて不便で迅速な対応が出来ません。
やはり、最も面倒を看る家族の近くに居なければ、何が起きてもすぐに対応出来ませんから、遠く離れた私の自宅近くの老健に入ってもらいました。
また、イズさんの自宅周辺よりも、私の自宅周辺の方が老健も特養も知っている所が沢山あったからです。

【老健の義父、イズさんの場合】
今まで老健に居る義父イズさんの在宅の頃のこととか、老健に入る経緯などは書いたことがありませんでした。
実の父のことに比べると後回しにしがちです(^-^;;
実父タクさんに比べて状態がずっと軽いこと、実の親じゃないことなどで、力の入れ具合が申し訳ないけれど違ってきます。

◆持病の「大腸憩室炎」は手術で治せないので、今後も時々発症する可能性有り。発症した場合は入院治療。
◆今までの「一過性脳梗塞」は、殆ど数時間で意識が回復、後遺症は殆ど見られない。
◆しかし、今後、本格的な脳梗塞を起こす可能性は大きい。
◆日常的に、歩行は足を引きずっているが自立。杖は使ったり使わなかったり。長距離は歩き難い。
◆ろれつが多少回り難い感じはある。
◆その他、殆どの生活全般が自立。認知症はない。2006年現在85歳。
◆本人の性格や自宅の住宅環境、ここ数年の身体状況等から判断して、独居生活は今後は無理、同居も出来ないので老健入所を考える。

【イズさんの生活状況】
◆ある時期から長男一家と同居。妻が15年前に亡くなり、その後、長男一家は別居。それ以来一人暮らし歴約10年。
◆住まいは戦後からずっと住み続けていた都内の古い家で、隣にイズさんの兄一家が二世帯で住んでいる。
◆料理は自分で作るのが好きだったが、ここ数年は殆どしなかった。他の家事も殆どしない。
◆介護保険は発足当時の2000年に掛かりつけ医に勧められて手続きし、当時から要介護1。
◆隣に住むイズさんの兄一家(二世帯家族)に何かとお世話になる。
◆2005年、頻繁に倒れるので、隣の兄一家宅に通じるナースコールを設置。
◆頻繁に倒れる父の様子をみるため、2004年秋から月に2回イズさん宅をえすえが訪問。家事やケアマネとのやり取りをする。
◆2005年6月、初めて老健入所する直前は、週1回デイサービス、週4回訪問ヘルパー。(曜日により1.5時間と2時間)
◆過去に配食サービスを利用したこと有り。

【イズさんの病歴概略】
◆体格が良く、元々高血圧だったが元気で大きな病気はしたことない。
◆今から3年前の2003年頃から、時々「一過性脳梗塞」(一過性脳虚血発作)を発症していた。当時、すぐに治ったので私達には伝えられてなかった。
◆2004年からは頻繁に「一過性脳梗塞」で倒れ(殆ど自宅以外で)、救急車で病院に。それぞれ短期入院または日帰り。
◆「一過性脳梗塞」で倒れることの間にも、2004年1月、「大腸憩室炎」で短期入院。
◆2004年、自宅で「ぎっくり腰」を起こし、1ヶ月入院。
◆2005年1月、デイサービス中、「一過性脳梗塞」で救急車、病院日帰り。
◆2005年2月、「一過性脳梗塞」(外出先で)で救急車入院。
◆2005年3月、「出血性胃炎」のため下血。
◆2005年3月、上記の下血のため通院先の医院で「一過性脳梗塞」で倒れ、別病院に救急車で入院。
◆2005年3月、私の提案で老健入所を粘り強く勧める。
◆2005年4月、本人、ケアマネ、掛かり付け医と相談の上、老健入所の手続きをする。
◆2005年6月末、私の家から自転車で5分の老健に入所。現在までずっと入所中。
◆2005年9月、老健で「大腸憩室炎」の下血を繰り返し緊急入院。2週間入院。
◆2005年10月、老健で「一過性脳梗塞」の発作、救急車で入院20日間。
◆その後、経過良好のため現在の老健から退去を言い渡され、10月の要介護判定を待ち、次の老健に移る予定。
◆要介護判定結果が要支援となった場合、有料老人ホーム入居を検討中。

【イズさんの呼び寄せを可能にした条件】
◆昔から住んでいた家だったが、家にも土地にも未練はなかった。
◆私の自宅近く、自転車で5分の所に老健があった。
◆他にも自転車で20分圏内に何ヶ所も老健がある。(老健は3ヶ月単位の入所施設。更新で継続も有り。転所も考えた上で)
◆先々のことも考え、老健だけでなく、生涯入居出来る特養や有料老人ホームも、私の自宅周辺には多数あった。

【イズさんの呼び寄せまでの障害】
◆イズさんがそれまで経験したことのない、老人施設入所を説得すること。(ショートステイの経験なし)
◆当初かなり嫌がったが、何度も粘り強く説得することで同意を得た。

【イズさんを呼び寄せ後】
◆入院やデイサービスで施設生活にある程度慣れていたため、老健でも大きな問題は起きていない。
◆一人暮しの在宅生活よりも、突然倒れた場合に対応出来る安心感が大きく、自宅より快適な生活で満足している。
◆自分と同世代の人が大勢居るため話し相手が増え、行事等も楽しみ、老健に入って良かったと満足している。
◆若い老健職員と日常的に接触しているので、自宅で独居生活をしていた時よりも、活気が出た。
◆老健入所後も2度の緊急入院があったが、適切な対応で満足している。
◆不満は、勝手に一人で買物に行ったり、お菓子を食べられないこと、お酒が飲めないなどの制限があること。
◆多少、人間関係に気を遣うことがある。
◆自宅はそのままで、現在イズさんの長男が仮住まいしている。

【一般的な場合の呼び寄せ介護成功の条件 続編】
◆呼び寄せの条件は元々揃っていなくても、少しでも揃えるように努力することで解消。
たとえば、移転先の周辺事情を親が全然知らなくても、慣れるまで一緒に散歩したりして、共に周辺事情を知ることも出来ると思います。
お友達や知り合いがいなくても、慣れるまで一緒に行動して、地域のイベントなどにも共に参加、知り合い作りの手助けをすることも出来ると思います。

◆お墓
前回の「呼び寄せ介護」で書いたお墓については、年取ると気になりつつも、結局は自分で行けなくなったりするものです。
その代わり、子供の代の私達が代わりにお墓を守ったりすることの方が多いかもしれません。
お墓が遠くなっても、子供の代の私達が代わって行く事が出来る環境にあれば、親が行かれない距離でも良いと思います。
お墓の件は、のちのちにこのブログで書くつもりなんですが…。

◆冠婚葬祭
親戚関係の冠婚葬祭も、親が年を取ると健在であっても出られなくなることが多く、子供が代わりに出ることが増えるでしょう。
私の父も義父もそうですし、親戚関係をみているとそうなってきています。
ですから、親戚関係と必ずしも近い距離に住まなくても、子供が対応出来る環境であれば良いと思います。

つまり、親の手助けの行動が取れる事、親の代役が務められること、などが住まいの環境などの諸条件より大切になってきます。
それが可能であれば、呼び寄せは成功と言えるかもしれません。

 
参照↓↓
イズさんの要介護判定と新居探し

一過性脳虚血発作(一過性脳梗塞) [メルクマニュアル医学百科]

大腸憩室炎 [メルクマニュアル医学百科]



今日の実261261
真っ赤に色付いた「ピラカンサス」の実が目立ってきた今日この頃です。家の高さ程大きくなった木に赤い実が沢山実ったのを見ると圧巻です。赤だけでなく黄色の実もあります。鳥につつかれないように袋を被せたお宅もたまに見かけます。


介護もブログも頑張っています。読んだらぜひ、応援のクリックをお願いします!!

FC2人気ブログランキングへ  FC2ブログランキング 

人気blogランキングへ  blogrnking

ブログ村介護ブログランキングへ にほんブログ村 介護ブログへ

テーマ:介護 - ジャンル:福祉・ボランティア


呼び寄せ介護と通い介護 TB:0 CM:0 admin page top↑
呼び寄せ介護と通い介護 その1
2006 / 10 / 19 ( Thu ) 02:44:05

リンク先のブログで「呼び寄せ介護」の話題が出たので、それに刺激されて書いてみました。

私の父、現在特養にいるタクさんの場合、「呼び寄せ&通い介護」でした。
老健にいる義父のイズさんも通い介護から始まって、私の自宅近くの老健に呼び寄せました。

【認知症の父、タクさんの場合】
タクさんの「呼び寄せ」については過去のブログにも記述があります。下記の「参照」を見て下さい。

【タクさんの呼び寄せを可能にした条件】
◆父が当時住んでいた家は相当お気に入りの家であったが、長男(私の弟)と二人住まいにしては広過ぎて持て余していた。
◆当時、父がこの家に住んで十数年経っていたが、住んで2年後に妻が亡くなったため、近所付き合いはあまり深くなかった。
◆家に未練はあったが、土地に未練はなかった。
◆認知症を発症する数年前から、こちら(私の住む家近く)方面に来たい気持ちが多少あった。
◆呼び寄せした当時私が住んでいた家は、元々は私が独身の頃家族で十数年住んでいた家だったので、父はこちら方面をよく知っていて馴染みがあった。
◆私の家近くの方が、父が最も気にしていた田舎の先祖代々のお墓と田舎の親戚に近くなる。
◆父が住む呼び寄せ先として、好条件、好立地なマンションがあることに前々から私が目をつけていた。
◆そのマンションの一室が都合良く空きが出た。
◆マンションの空きが出たと同時に、それまで住んでいた家の売却も済み、マンションを購入、しかも黒字利益となった。
◆父と同居の弟にとっても、引越したマンションの方が通勤や生活に便利だった。
◆父の引越し先のマンションは私が通うのに自転車で7〜8分と近い距離だった。
◆通い介護の手段として、自転車だけでなく、バスも使え(我が家には車がない)、この周辺では本数の最も多いバス路線で、我が家と同じ路線だった。(我が家は終点で父のマンションはその途中のバス亭)

【一般的な場合の呼び寄せ介護成功の条件】
◆今まで住んでいた土地に未練がないこと。
◆体の状態があまり悪化していない時期(安定期)であること。認知症の徘徊等の周辺症状がない時期であること。(認知症初期の時期が望ましい)
◆移り住む土地や家の方が今までよりも何事にも条件が良いこと。
◆移り住む家の購入、または、賃貸の資金繰りがつくこと。
◆移り住んだ後の生活費等の費用の判断がつくこと。
◆介護する家族の家に近いこと。(すぐ駆けつけられる距離)
◆呼び寄せ先と呼び寄せ後のことを納得行くよう話し、呼び寄せがどのように良いかを粘り強く説得すること。
◆年配者はお墓がある場合、お墓を大事にするので、墓所に行くのに都合の良い場所であること。
◆年配者は冠婚葬祭の行事も多いので、親戚関係との兼ね合いを考えて、都合の良い場所であること。

【タクさんを呼び寄せ後】
◆認知症の人の環境を変えると悪化すると言われるが、父の場合は悪化せず馴染んでくれた。
恐らく、当時認知症初期で、新しい環境に適応する能力がまだあったのではないかと思う。
◆予想通り、毎日介護に通うのに、かなり便利な場所だったので10年通うことが出来た。
◆独居ではなく同居人の長男(私の弟)が居たので、認知症が進行しても何とかギリギリまで在宅で対応出来た。


次回は現在老健に居る義父、イズさんの場合を書いてみたいと思います。


参照↓↓
ボケたタクさんの元へ通い始めた頃【認知症初期】

タクさんの病歴と経過


今日の花262262
秋晴れの日が続いています。からっとした日中の眩しい光に映える澄んだ黄色の「大鶏菊(おおきんけいぎく)」。「コレオプシス」とも呼ばれています。夏から咲き続け、秋のこの時期、今が盛りと輝いています。

頑張っています。読んだらぜひ、応援のクリックお願いします!!

FC2人気ブログランキングへ  FC2ブログランキング 

人気blogランキングへ  blogrnking

ブログ村介護ブログランキングへ にほんブログ村 介護ブログへ

テーマ:認知症の介護 - ジャンル:福祉・ボランティア


呼び寄せ介護と通い介護 TB:0 CM:7 admin page top↑
* HOME *