NHK生活ほっとモーニング「もしも明日、家族が認知症になったら」を観て
2007 / 03 / 21 ( Wed ) 10:16:43

じっくり観ました。
今日のNHKとても良かったではありませんか!!
ドラマは認知症の日常的な出来事を具体的に分かりやすくということで、短時間でまとめた形としてはああいった形でしかないでしょう。
分かりやすくて良かったと思います。

その後の他の認知症のご家族の家族会「つどい場さくらちゃん」での、ご家族同士の話し合いと解決法の紹介が大変役立つことでした。
問題行動の心理を皆で考え悩みとしてとらえず、受け入れて行くこと、これが非常に重要なことだと思いました。

「蘇州夜曲」を一緒に歌うと穏やかになる母親。
この方の最も輝いていた時代とは、中国蘇州での若い時の子育て時代でした。

父の場合は「同期の桜」でした。
これを一緒に歌うと生き生きとしていました。
他の軍歌や懐かしい歌の数々を一緒に歌うことで父は穏やかで居られました。
ボケる前から父は戦争に行った話しをよくしていました。
嫌な戦争体験ではあったけれど、若かった父にとって戦争に行ったことは最も輝かしく誇れる時代でした。

家族が受け入れると、本人は家族のために役立つことをしたいと思うようになるとの話がありました。
父も考えてみればそうでした。
男ですが、私が掃除をしていると手伝おうと言ったり、茶碗を洗ったり、洗濯物を取り込んだり、初期から中期の頃は男性の父でもそんな姿が見られました。

今回のドラマの前半のように私は父の行動を否定したり抑えたりすることは、認知症初期の短い時期だけで、その後は容認する姿勢に変わりました。
「なんでそうするの?」
「そんなこと止めて!」
そういった言葉は口にしたことはありませんでした。
初期の頃、心の中で思ったことは多少ありましたが。

わたしの場合、父が認知症になった当時、認知症についての情報が少なく、認知症が病気だとは私は分からず、年取ったら誰もがなるもので治らないものだ、仕方がないと思っていました。
今のように情報が多くなかったため、却って認知症がそんなに大変だとは思いませんでしたので、父が認知症になったからと言ってもショックを受けることはありませんでした。
年取るとボケるのは当たり前のことだと思っていたからです。

◆あるがままの親に歩調を合わせる。
◆こちらが相手の現実に合わせる。
◆私のせいで相手がこうなったんじゃないとことを認識すること。
◆家族会などに参加して他人の意見を聞き、自分一人の悩みとしてこもらないこと。
◆受け入れたと思っても、また裏切られ、その繰り返しで揺れ動きながら暮らしていくこと。
◆揺れる自分を許すこと。
◆認知症をあまり怖がらないこと。
◆悪い方に追い込んでいかないこと。

出演者が話していたこれらのことは、とても重要なことです。
それらが出来れば、認知症介護の殆どを成功させることが出来るのではないでしょうか。

今日の番組は認知症介護を終えた私にとっても、とても爽やかな気分になれる番組でした。


【追記】
この放送で認知症介護体験ご家族の実話ドラマがありました。その詳細について、また、私のブログでは表現されていない部分について、感想や説明等を認知症介護を現在も継続されておられるかめこさんが「つるちゃんとかめこ」に書かれておられます。こちらもぜひご覧下さい。

かめこさんのブログ「つるちゃんとかめこ」
NHK生活ほっとモーニング 家族が認知症になったらを観て
http://turukameko.blog44.fc2.com/blog-entry-462.html#comment


参照↓↓
生活ほっとモーニング 3月21日放送「もしも明日…家族が認知症になったら」
ゲスト:柴田理恵さん、斎藤正彦さん(認知症専門医 和光病院院長)、高畑冨美子さん(認知症介護経験者 ドラマ主人公のモデル)
実話ドラマ「かんちゃん」


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NHKスペシャル「脳を鍛えて人生を再び」を観て
2007 / 02 / 26 ( Mon ) 01:10:02

番組の最初の方はあまりよく観てませんでした。
タイトル通り、脳を鍛えることで、認知症のお年寄りでも脳が活性化され、能力が回復されるというドキュメンタリーです。
鍛え方として、ある種の脳トレを実践している施設を紹介して、脳トレを継続したら回復が見られたという実践と結果の紹介でした。


◆まずNHKに対しての辛口批評
取り上げたお年寄りが、またもや全員女性だったこと。
じいさんは取り上げないのか?じいさんはいないのか?!
性別に偏りがあるではないか!!

この脳トレに関するスタッフが全員女性だったこと。
この脳トレは某企業のHPによると、某企業の研修を受けた施設側のスタッフが取り組むことが出来るようです。
男性スタッフで、この脳トレを行う人はいないのか?!

取り上げた施設の何人かのモデルケースのお年寄りは、私から見ると認知症でも軽い方でした。
初期の認知症なら、鍛えれば良くなるはずです。
この脳トレでなくても、多分。
この脳トレをすると「へぇー!凄い!!こんなに良く出来るようになるんだ!」と言わせたくて、NHKはわざわざこの番組を作ったのでしょうけど。
初期ならトレーニングすればある程度出来るようになります!!当たり前です。そんなに驚くことではありません。

他の病気だってそうじゃありませんか!初期なら進行を緩やかにしたり、早く治せたり。
問題は、初期を過ぎた認知症、中期後半や末期になった場合です。

これから認知症になる方は恵まれています。
今は情報も多いし、このように対策もあるし、進行止めの薬もあります。
早く気付き、早く対策を取れば進行をある程度防げるということで喜ばしいことです。

でも、私の父のように、10年以上前から認知症だった人には、どれも間に合わないのです。
初期は救える。でも、中期の後半から末期の認知症についてはTVでも取り上げない。
裏を返せば、救える方法がないからなのです。
介護の仕方さえ取り上げません。

末期まで看て、亡くなってしまった親を持つ私としては、初期や中期のことばかり取り上げて、偏りすぎていることに憤りを感じます。
もっとも、初期や中期が最も患者数が多く、手が掛かり、お困りの方が多いからだと思いますが…。
父の場合、初期の頃も情報が今ほどなくて手探りでした。
末期になっても手探りでした。
だから、こうして末期のことまで伝えたくて、ブログをやっています。

さて、NHKでは、さも凄そうに取り上げていましたが、認知症でも学習能力はあるのです。
亡くなった父だって、特に特殊な学習をした訳ではなくても、毎日繰り返すことにより学習能力がついていたことがありました。
毎日のデイ通いにそれは現れていましたが、それについては、ここでは内容は省略します。

この脳トレをやっていた認知症のお年寄りのうち、一人だけかなり進行された認知症末期に近い方がおられました。
その方も良くなったかのように番組で取り上げていましたが、これは勝手に良くなったと解釈しているだけに過ぎないと思いました。
この方の場合は悪く言えば「やらせ」だと思いました。

なぜなら、認知症末期になってくると、訊ねられたことには意味がよく分からなくても、「はい」とか「うん」「ああ」など、聞かれたことに対して何でも肯定する傾向があるからです。
この番組では、それを「出来た!」としていました。
数を一緒に数える時、認知症の進んだ方がスタッフと共に「いち、にぃ、さん、しぃ、ごぉ」と声を出して、「数えられた」かのように取り上げていましたが、この方の視線は示された物を見てはいませんでした。
昔から馴染みの数の数え方だから、物を見なくても「言えた」だけなのです。
文字が書けるようになったことは、本当に何度も練習して再び書けるようになったのでしょう。

それと気になったのは、NHKの番組なのに明らかに特定の企業の宣伝を暗黙の内にしていたことです
取り上げた老人施設内のあちこちに、この企業の名前がモザイクを掛けずに貼ってあるのが映っていました。
この番組で取り上げた脳トレは某企業の脳トレだけで、他社のものや、大学等で研究開発中といった類のものは一切紹介されませんでした。
某企業のプロモーション番組としか思えません。
番組最後に「協力企業」として、はっきりこの企業名が出ましたが…。
この番組を通じての明らかに特定企業の宣伝だと思いました。
企業のHPアドレスの紹介は、さすがにしていませんでしたが…。
NHKが、そんなことで良いのでしょうか?!
何か特別に貰っているのではないかと疑ってしまいます。

辛口批判ばかりで、気を悪くされた方がいらしたらごめんなさい。
でも、NHKがキャンペーンとして認知症のことを取り上げるのを歓迎する反面、何だかな〜?と思える内容が多いから、たまには批判する人が居たって良いのではないかな?と。


◆この脳トレについては肯定派です!!
辛口批評をしましたが、この脳トレ自体を私は悪くは思っていません。
子供対象に行っている某全国ネットの学習塾企業が、高齢者向きに開発したものですね。
でも、悪くはないと思います。
高齢者向きに開発したというよりも、子供で使っていたものをそっくり高齢者用にシフトさせたとしか思えませんでしたが。
少子高齢化生き残り作戦で、この企業も巧妙に高齢者に手を伸ばしたのでしょう。

小学校低学年向け同様の、算数の計算と国語の書き方のおけいこ、みたいな物です。
出来上がったら「とても大きな赤丸」を付けてあげるところがポイントのようです。

この企業のHPを見るとこの脳トレについて詳しく紹介されています。
全国でかなりの施設が取り入れていることが分かりました。
また、認知症の方だけでなく、介護予防の段階の方までもひっくるめて、施設導入だけでなく、行政も関わっていました。
そして個人的に在宅で出来ることも紹介されていました。
しかも、在宅の場合の教材費は意外にもお手頃価格でした。

イズさんが在宅時代に通っていた特養併設のデイも、この脳トレ導入施設のリストに入っていました。
最近では「ボケてきたよ」と言っているまだボケていないけど、ボケそうなイズさんに、この脳トレを取り入れようかと思っています。
暇だとベッドで寝ているだけの人ですから。
多分、私が傍についていないと、この脳トレも続かないと思いますが、まずやってみないことには何とも言えません。
個人で家で出来る教材があるので、それを試してみようかな??

お陰で「華麗なる一族」を今週も観るのを忘れました(笑)

2月27日(火)深夜(水曜午前0時)にNHK総合で再放送予定

2007/2/25(日)放送 NHKスペシャル「脳を鍛えて人生を再び」番組HP
http://www.nhk.or.jp/special/onair/070225.html

くもん学習療法センターHP
http://www.kumon-lt.co.jp/index.php?kid=11


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NHKETVワイド「認知症・あきらめないで」を観て
2007 / 01 / 28 ( Sun ) 02:50:36

1/27(土)、NHK教育TVで「ETVワイド ともに生きる」(認知症・あきらめないで)が3時間生放送されました。

正直言って、12月のNHKスペシャルで放送された全く同じ内容が番組の半分近くを占め、がっかりしました。
特に認知症の方の生活ぶりを紹介した幾つかのVTRは、以前観たものと全く同じでした。
12月の番組を観ていなかった人には助かる内容でした。

また、認知症のことをよく知らない人や、ごく初期のご家族には良かったと思います。
知らない方々にとっては、何度も同じような内容を繰り返し放送して認知症を認識してもらう意義はあったと思います。
でも、12月のNHKスペシャルは来週再放送がありますし、今回のETVワイドも再放送がありますから、同じ内容ばかりでは…。

3時間もぶっ通しで生放送する意味がなく、1時間ずつ3回に分けて放送しても良い内容、しかも収録物で済んだ番組でした。
この番組枠の性格上3時間なんでしょうけど。
NHKはCMがないのが辛いですね。トイレタイムもないし。

第一、認知症の人を抱えている家庭では、こんな時間に3時間も放送をじっくり観ている訳には行かないと思います。
ショートステイでも行っていてもらわなければ、この時間帯に3時間も手放しで観られませんね。

放送時間中、500通ものFAXやメールがあったそうですが、取り上げたのはほんの少し。
ゲストや専門家はゆったりしたテーブルにお茶付きで、介護職の方々は狭いテーブルにお茶もなく、離れた場所にずっと座っていた。
同じ3時間の長丁場なのに、余りに待遇が違い過ぎていて酷いと思いました。

他にも番組に不満な点は幾つもあるのですが、番組批評はこの程度にしておきましょう。
以下、私が記録として書いているだけですから、長文なのでポイントだけで見るだけで、構いませんよ〜。

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◆医療とケアの最新情報
進行遅延薬「アリセプト」の紹介、「センター方式」の紹介、活用法など。

◆診断後6年、進行を遅らせた夫婦の極意とは?
アリセプトを早期から服用し、記憶を失い難くするトレーニングと、何より夫婦愛があったためでした。

◆こんなにある?早期発見の「壁」検証
1.病気だと気付かないこと・・・家族が早く気付くこと

2.病院へ行くのを嫌がる・・・本人が納得できるよう説得
  「私が検診を受けたいので、一緒に行ってくれないか?」の方法もある
  父の場合はいつも内科の定期健診に通っていた病院に「定期健診」だと言って、無理なく連れて行きました。

3.病院でも分からないことがある
  早期だとMRIでも診断出来ない場合があるが、変だと思ったら諦めず専門医へ。

4.どこで(何科)診断するのか分からない
  もの忘れ外科、精神科、神経内科、老年科など。
  父の場合は総合病院の精神神経科と脳神経外科を受診しました。

◆どこまで効果有り?アルツハイマー治療薬
進行遅延薬「アリセプト」(1999年に承認)の紹介と効果、副作用(吐き気・胃痛)などについて。
この薬、飲むと飲まないとでは、数年後の進行の仕方が大分違うそうです。
軽いうちから服用すれば長く効く。
また、長年飲み続けても悪いことはないそうで、海外では進行した段階にも使われている国もあるとか。

しかし、アリセプトは認知症の「記憶」についての症状(中核症状)には効くが、周辺症状である暴言・暴力・妄想などには効かないとのこと。

アメリカではアリセプトと同様の薬が4種類認可され使用されている。
発症前に治してしまうワクチンとなる薬は治験中で、日本での承認は多分7〜8年後だろうと。

父の場合は全く飲んでいませんでしたが、飲んでいる人と変わりなく、進行は緩やかで激しい症状もなく済みました。

◆画期的な介護法紹介・・・困った症状も大幅緩和
                 プロの技術が家庭でも

認知症の人のためのケアマネジメント「センター方式」の活用法。
家庭でも気付いたことからメモでも良いので書いて行く。
今在る状態に惑わされないで、本人のことそのものをよく知ろうとすることが大事。
諦めず、小さいことからでも良いので、本人のことをよく見て、本人の持てる力を見出し、その情報を皆で共用して、
本人の出来ることを見出して行くのがセンター方式の画期的なところ。

今までは出来ることでも取り上げてしまい、出来ると「出来た!!」と喜んでしまうが、それでは本末転倒。
出来ることは何か?を探していくこと。

◆周辺症状(暴言・暴力・徘徊・帰宅願望・妄想・過食・車の運転)についてのFAX質問に答える
読み上げて紹介されても、はっきり答えてもらえなかったFAXもあった。
それらの中には、こんなものも。

一人身の私が認知症になったら?
進行した認知症は諦めるしかないのか?

私の父の場合は末期まで、語りかけたり歌を歌ってあげたり、亡くなる前日も一緒に歩行練習をして諦めずに努めました。

◆告知について
名古屋の500人のデータ
7割が告知して欲しい。(医師から本人に伝えて欲しい)
現実に医師の8割が本人の年齢や状況を考慮して伝えている。

告知しない場合として、認知症である確実な自信がない場合、伝えても意味がない場合。
告知しても受け入れ体制がまだシステム化されていない原状をどうするかが、今後の課題。
告知した場合の成功例がまだ数少ない。
診断を何のためにするのかが問題。
病気を知ったことで、これからどうなって行くのか、誰が支えるか。
今後、医療とケアはセットであるべき。

◆初耳だったこと「オレンジ・リング」
厚生労働省が推進している「認知症サポータ養成メイト」を受講した人に与えられている、オレンジ色の手首につけるリングのこと。
これを付けている人を見かけたら、手助けして貰えるとか。

こんなこと全然知りませんでした。
もっと公にアピールする必要があるのでは??

◆出演者によるまとめ
人に愛されたい、認めて欲しい…が根源的にあることで、凄いことだ。
認知症の人は何も分からないのではなく、上手く自分の気持ちを表現出来ないだけなのだ。
認知症の人でも色々な能力がある。
今まで通り暮らせるよう、少しだけ支えて欲しいと思っている。
とても身近な病気なので、もっとオープンに明るく話題として欲しい。
笑いながら話せる場がもっと欲しい。


番組HP↓↓
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バリデーションについて追記
2007 / 01 / 27 ( Sat ) 18:32:55

NHKのHPを見ていたら、バリデーションについて分かりやすく書かれていた記事がありましたので、引用追記します。
今週見た「生活ほっとモーニング」でのバリデーションでしたが、昨年夏に放送されていたようです。

それから、昨年12月に放送されたNHKスペシャル「認知症 その時、あなたは」の再放送が来週の土日にあります。

---------------------------------------------------

生活ほっとモーニング (7月21日放送)
とことんリクエスト 認知症の心に触れる
 
 7月11日放送の「認知症の心に触れる」のリクエストにお答えします。
認知症になると、本人は何もわからなくなり、認知症の人とコミュニケーションをとることは難しいと思われていました。今、認知症の人たちと心を通わせる「バリデーション」という方法が注目されています。バリデーションは、アメリカで開発され、最近、日本の介護現場で使われ始めたものです。
「バリデーション」とは、いったいどんなものなのか?実際に使われている介護の現場と、バリデーションの考え方を、在宅での介護にうまく取り入れている事例もあわせてVTRで紹介します。

 ●バリデーション
Validation バリデーション
価値を認め 力づける

−認知症の人とのコミュニケーション法。
−認知症の人を敬意をもって受け入れ、気持ちを共感し、理解しようとする姿勢。
−これにより今までできないと思われていた認知症の方とのコミュニケーションが可能になってきているだけでなく、介護する側にも心の安らぎを与える効果が出てきている。

●バリデーションを行うときの注意点
基礎知識を学んでから行う
精神の集中
バリデーションは万能ではないことを知る

基礎知識を学んでから行う
・バリデーションの基本姿勢、お年寄りに敬意を持ち、共感することの大切さを講習会などで学んでから行ってください。

精神の集中
・自分の欲望を横に置き、心を落ち着かせ、相手に集中。
・バリデーションワーカー土森さんは「心を無にする」と言っていた。
※バリデーションは、精神集中して1日1回から数回、お年寄りが話を聞いて欲しいときにだけ行う。 (一回の長さはお年寄りの状態によって調整する)。

バリデーションは万能ではないことを知る
・数ある介護方法のひとつで、お年寄りが抱える全ての問題に対応するわけではない。

●バリデーションテクニック
1. 真心をこめたアイコンタクト
2. 触れる
3. 本人の言うことを繰り返す
4. 相手の動きや感情に合わせる
5. 音楽を使う

(以上、NHK生活ほっとモーニングHPより引用)

---------------------------------------------------

NHKスペシャル
「シリーズ 認知症 その時、あなたは」 
昨年12月放送の再放送です。

総合テレビ
≪第1回≫“常識”を変えよう
【再放送】
2月3日(土) 午後3:05〜4:50

≪第2回≫介護の孤立を防ぐために
【再放送】2月4日(日) 午後3:05〜4:19


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今、どうする?が本音でしょう?
2007 / 01 / 26 ( Fri ) 20:05:00

ふと思うのです。
あまり堅いことばかり書きたくはないのですが…。

昨日まで書いた、センター方式、ケアマッピング、バリデーション
これらは最近NHKが認知症キャンペーンの一環で取り上げた介護法・介護策です。

どれも施設介護を見据えた介護法ですね。
在宅介護に必要なくはないけれど、施設介護での介護職の方にとっては有効な介護策だと思います。
そういう意味では、新しい介護策として取り上げたこと自体悪くはないでしょう。

でも、介護保険としては、特に昨年春の改正以来、施設介護よりも在宅を推し進めているはずです。
これらの新しい介護策は、それとは何か相反することのような気がします。

在宅の方々が望んでいるのは、そのような新しい介護法などではない。
今、どう対処したら良いか?
今、困っていることについての答えが欲しいんです。

新しい介護をこれから学んでいく時間はない。
今、どうにかして欲しい。
今、より良い介護をしていきたい。
今なんです。

「今すぐ」の、切羽詰ったことに対処してもらえるものを望んでいるのではないでしょうか?

通り一遍のことではなく、たった一つしかない、「私の介護」について悩んだり試行錯誤しているのです。
介護の仕方は100人いたら100人とも違うでしょう。
それぞれ事情や環境、過去の人生が異なるのですから。
新しい言葉や新しい介護法も大事だけれど、今までの介護の仕方ですら難しいのです。

何だか、そういうことは置いてきぼりになっているような気がします。

介護法と介護策の使い分けが私自身よく出来ておらず、すみません。
それに、私は誰に文句を言っているのか、自分でも分からなくなりました。

さて、明日の3時間生放送のETVワイドは、どんなことになるのでしょうか?


明日、1/27(土) NHK教育TV 
「ETVワイド ともに生きる」(認知症 あきらめないで) 
夜7時から10時まで3時間生放送

いろいろ載っている番組HP↓↓
http://www.nhk.or.jp/heart-net/wide/index.html


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ケアマッピングとバリデーション その2
2007 / 01 / 25 ( Thu ) 18:09:28

1/23(火)の朝、NHK「生活ほっとモーニング」で「バリデーション」を取り上げていました。

◆私の一言
朝の忙しい時に、こういう特集はやらないで欲しいのが個人的要望です。
この番組では以前から認知症のことを取り上げていましたが、時間帯が良くないです。
しかも、再放送もありませんから、観ている人は少ないと思われます。
私はこの放送があることを知らず、たまたま放送の最後の方をチラッと観ただけで、「バリデーション」のことを殆ど見逃しました。

が、翌日1/24(水)の同番組で「認知症のこころに触れる〜思いを受けとめたい〜」で、バリデーションを利用した介護を実践するグループホームの映像を観て、バリデーションとは何かが分かりました。

「バリデーション」とはなんぞや??ですが、その根本にあるものは、一番下に書いた「二日間の放送のまとめ」にあることだと思います。

「放送のまとめ」にあることは、私も介護で実践してきたつもりでしたが、「バリデーション」の項にある「嘘をつかない」「事実を伝える」については驚きました。
私の場合、それが良いとは思えなくても、嘘をついて、相手に共感したふりをする介護をしてきたからです。
相手の言うことを拒否してはいけない、事実を伝えると混乱する…などがあるため、相手の話を十分聞くことはしましたが、軽い嘘をつきつつやってきました。

また、バリデーションの講習を受けるには(日本バリデーション協会HP参照)相当な費用がかかることが分かり、これまたビックリです。
これでは職場が費用負担でないと講習を受けられません。
個人が受けられる単発物の1回の講座料も高く、NHKとタイアップした金儲け主義と思ってしまいます。

私が簡単に書くだけでは誤解を招きそうなので、番組内容の概略を載せましたので長文です。
上手く伝えられると良いのですが…。


◆バリデーションとは??
耳馴染みのない言葉です。
「バリデーション」とは、認知症の人に心から共感し、寄り添うことによってその人自身を理解し、介護者自身も豊かになるという超コミュニケーション法として、わが国でも注目されてきています。(公認日本バリデーション協会HPより引用)

簡単に言うと、「認知症の人の感情を大切にしたケア」の一方法です。

認知症の人の言うこと、することに共感すること。
嘘をついて誤魔化さない。

そのためには、真心を込めたアイコンタクト。
本人の言うことを繰り返す ⇒ 共感
体に触れる、ピッタリくっつく ⇒ 安心感が生まれる

それを繰り返すことによって、認知症の人が「自分のことを分かってくれている」と安心し、介護者を信頼し、問題行動を減らすことが出来る。本人も穏やかな生活が出来る。
という認知症介護の方法です。

ドイツではこれによって問題行動が大幅に減ったそうです。
日本では5年程前から導入。

グループホームの実践映像では、お年寄りにピッタリ寄り添って、目を見てゆっくり話しかける。話しを聞く。
時には体ごと密着して、口を耳元にくっつけて。
お年寄りが、すっかり安心して、笑顔で話していました。


◆実践内容
この方法に取り組む岡山県笠岡市のグループホーム「炉端の家」の映像&インタビューが放送されました。
実践映像とインタビューに応じた中井さんと言う若い男性は、専門学校を出てこの道7年。
バリデーションワーカーとしての資格を持つ方。

また、夫が亡くなった頃から認知症を発症し13年になるナミさん(89歳)は、このグループホームへ入居して9年程。
合唱を長くやっていたので歌が好き。
私が見た感じ、認知症歴は長くても、認知症中期という様子で、体もお元気そう。

入居後5年ぐらいして対応に困る行動が出てきた。
夜中になると「どこからか歌が聞こえてくる」「冷たい風が下から上がってくる」と言って起きて来る。

バリデーションを使わない介護の時は…。
ナミさんの話しを聞く。
歌や風はスイッチを切れば収まると、部屋にスイッチを取り付けた。
隣の家が遅くまでカラオケをやっていると嘘をつく時もあった。
ナミさんはその場では納得したようでも、毎晩繰り返す。

スタッフは何度も対応法のミーティングをする。
「スイッチ」を取り付けた誤魔化しの対応ではなく、本当のことを言う対応法を模索する。
しかし、本当のことを言うと、ナミさんの言うことを否定することになるのではないか??
バリデーションワーカーの中井さんは、別の施設の先輩ワーカーの意見を聞いてみる。
先輩バリデーションワーカーがナミさんの映像を観て検討。

結果、ナミさんにとっての現実を受け止めること。
「私には聞こえていないけれど、ナミさんには聞こえているんですね?」とナミさんに応答する。
つまり、ナミさんの言うことを否定せず、ナミさんの思いを受け止め、共感する。

そのためには、親身になって話を聞く。
ナミさんの部屋に風が上がってきても寒くないように暖房(持ち運び出来るファンヒーター)を入れた。

ナミさんとの会話。
「ナミさんは何が一番怖いの??」と中井さんが体を寄せてゆっくり話しかける。
「何もかもが怖いの!人生が怖いわ!」と。

ナミさんの話しをよく聞くようになったら、夜の歌が聞こえるとあまり訴えなくなった。
というような実践報告でした。


◆ゲストのアグネス・チャンさんの話
嘘をつかずに納得させるためには「私には聞こえても、貴方には聞こえない。人間の脳って一人一人違うんだな〜」と、ぶつけてみるのも良いかもしれない。
ボランティアに行った時、1つは宝を持って帰ることにしている。
帰ってから、それについて皆で話し合っている。
ボランティアが行く昼間の時間帯は、ご本人の調子が良い時間帯であろうし、そんな少しの時間に行っても何が分かるか?が本当の所かもしれない。
相手のことを一生懸命考えると、自分のことも見えてくる。
すると、出口がみつかる。


◆専門家 永田久美子さん(認知症介護研究・研修東京センター主任研究主幹)の話
嘘をつくと言っても、あのグループホームの姿は凄い。
人と人との響き合いが見えた。
しっかりと向き合うことで、本人の力が見えてくる。

困ったことが起きても、目を背けずに本人と一緒に体験する。
相手の声をよく聞こう。
傍に一緒に居るという原点に帰ろう。
傍にいることで在りのままの姿を見ることが出来る。

施設では家族からの情報を「センター方式」のシートにまとめ、本人のことを知る努力をする。
センター方式のシートを活用して、本人のプラスの思いを増やしていく。
シート上で本人さんに出会う。
本人の言いたいこと、いろんな人達の気付きを合わせて、本人のこれからを築きあげていく。


◆二日間の放送のまとめ
介護する側が優しく接すれば、被介護者も柔らかくなる。
介護する側が気持ちを変えると、被介護者も変わり、介護がラクになる。
介護者のリラックス感が相手に通じる。
暗く沈んで「また今日もか…」と思うより、「よし!!より明るくしよう!!」の気持ちを持つこと。

と、初日のゲスト、タレントで介護経験者の荒木由美子さんが明るく語り、アナウンサーがまとめました。


NHK生活ほっとモーニング 2007/1/23(火)放送
シリーズ「認知症のこころに触れる 第1回 〜バリデーション〜」

NHK生活ほっとモーニング 2007/1/24(水)放送
シリーズ「認知症のこころに触れる 第2回 〜思いを受けとめたい〜」

それぞれの番組概要はこちら↓↓
http://www.nhk.or.jp/hot/onair_old/index.html

公認日本バリデーション協会
http://www.clc-japan.com/validation/

センター方式について
NHK「認知症 その時、あなたは」第1回を観て



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認知症ケアマッピングとバリデーション その1
2007 / 01 / 24 ( Wed ) 02:54:09

昨日お知らせしたNHK福祉ネットワークの番組放送日が1/23(火)と1/24(水)が入れ違っていました。
申し訳ありません。
正しくはこちらです↓↓
 
<アンコール>シリーズ認知症をみつめる 

◆1/23(火) “その人らしいケア”を求めて〜認知症ケアマッピング〜(2006年1月24日放送)
 
◆1/24(水) 手探りで始まった“ピック病”のケア(2006年1月25日放送) 
 
◆1/25(木) その人の心に寄りそう〜精神科医 小澤勲(2006年5月15日放送)

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◆ケアマッピング
1/23(火)に放送された「ケアマッピング」ですが、初回に放送された時に観ていた内容でした。

「ケアマッピング」とは、認知症の行動のパターンを詳細に項目分けして点数化し、データ処理したものに基き、その人に合ったより良い介護をしていく方法の一つです。
行動を現場で調べて点数化する担当者を「マッパー」と言うそうです。

家庭介護での方法というよりも、デイ、ショート及び施設での介護法だと思いました。
施設での介護では、これらの書式化した方法が有効でしょう。
家庭での家族介護なら、わざわざこんな面倒な方法を使わなくても済むと思いました。

それにしても、説明しないと分からないようなカタカナ言葉をいちいち生み出しますね。
結局は介護職の方だけが使う介護法だから(そうとしか思えない)、カタカナ言葉の方が良いのかもしれません。
しかし、こんな言葉、「センター方式」とともに馴染めない言葉です。

この番組中、かなり疑問に思ったことがありました。

ケアマッピングして、その方の行動パターンが掴め、なぜそのような行動をしていたのかが分かった例を取り上げていました。
映像で観る限り、この行動パターンが2〜3日続いたら、ケアマッピングなんてしなくても分かるでしょう!と思わせる事柄でした。

ケアマッピングしてやっと認知症の人の行動と気持ちが分かるような施設の介護者って??
余程、別の職務に追われているのでしょうね。
それとも、そんなに認知症の人の気持ちが見えないの??
私だったら、すぐ分かって、それに合った対応をしようとしますが…。

私は認知症介護を終えた立場だから、こんなことを言ってしまうのかな…??

「バリデーション」については次回に。

ケアマッピングについての放送内容↓↓
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/arch/tue/60124.html



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NHKスペシャル他、認知症関連番組 TB:0 CM:7 admin page top↑
認知症キャンペーンのNHK番組(今週分)
2007 / 01 / 23 ( Tue ) 18:35:25

今週中にNHKで放送される認知症に関する番組のご紹介です。

NHK教育TV 福祉ネットワーク 20:00〜20:30(再放送は翌週13:20〜13:50)
 
 ◆ 1/23(火)<アンコール>シリーズ認知症(1)
       手探りで始まった“ピック病”のケア(2006年1月25日放送) 
 
 ◆1/24(水)<アンコール>シリーズ認知症(2)
       “その人らしいケア”を求めて〜認知症ケアマッピング〜(2006年1月24日放送) 
 
 ◆1/25(木)<アンコール>シリーズ認知症(3)
       その人の心に寄りそう〜精神科医 小澤勲〜(2006年5月15日放送) >

福祉ネットワーク番組表 
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/calendar/before.html

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NHK総合TV 生活ほっとモーニング 朝8時35分〜9時54分

◆1/23(火) シリーズ 認知症のこころに触れる 第1回 〜バリデーション〜
    番組内容は番組HPのこちらに↓↓
    
http://www.nhk.or.jp/hot/onair_old/index2.html

◆1/24(水) シリーズ 認知症のこころに触れる 第2回 〜地域で生きるために〜
    番組内容は番組HPのこちらに↓↓
    
http://www.nhk.or.jp/hot/onair_new/index.html

NHK総合TV 生活ほっとモーニング HP
http://www.nhk.or.jp/hot/index.html



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NHKスペシャル他、認知症関連番組 TB:1 CM:0 admin page top↑
認知症キャンペーンのNHK番組
2007 / 01 / 09 ( Tue ) 20:24:38

今月中にNHKで放送される認知症に関する番組のご紹介です。

NHK教育TV 福祉ネットワーク 20:00〜20:30(再放送は翌週13:20〜13:50)
 
 ◆ 1/23(火)<アンコール>シリーズ認知症(1)
       手探りで始まった“ピック病”のケア(2006年1月25日放送) 
 
 ◆1/24(水)<アンコール>シリーズ認知症(2)
       “その人らしいケア”を求めて〜認知症ケアマッピング〜(2006年1月24日放送) 
 
 ◆1/25(木)<アンコール>シリーズ認知症(3)
       その人の心に寄りそう〜精神科医 小澤勲〜(2006年5月15日放送) >

福祉ネットワーク番組表 
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/calendar/before.html

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昨年12月17日、18日に放送のNHKスペシャル「シリーズ 認知症 その時、あなたは」
これに寄せられた反響を紹介し、スタジオに専門家を招き、視聴者からの疑問に答えていく。
そういう放送がすでにあったのですね。知りませんでした。

その中で、ネットで放送内容を確認できるNHKサイトをご紹介します。

◆2006年12月20日(水) 再放送:12月27日(水)
 シリーズ認知症 反響にこたえて(2) アルツハイマー病治療の最前線
 
こちらのNHK番組サイト内で、認知症治療薬の説明をしています↓↓
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/info/0612/61220.html


◆2006年12月21日(木) 再放送:12月28日(木)
 シリーズ認知症 反響にこたえて(3) 日本初の“本人会議“

こちらのNHK番組サイト内で、放送内容概略があります↓↓
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/info/0612/61221.html

 

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これなら出来る!!認知症の進行緩和策
2006 / 12 / 21 ( Thu ) 21:12:38

昨日は、NHKスペシャル「認知症 その時、あなたは」の放送内容の「認知症の予防法」「早期発見」についてまとめました。
また、「私の父の場合の進行緩和策」を書きましたが、具体的内容については書きませんでしたので、今回はその具体面についてです。

以前からブログにも書いてきましたが、すでに認知症になってしまっても、対応の仕方で進行を緩やかにすることがある程度は可能だと思います。
それについては、NHKスペシャルでも言われていたように「快刺激」となる楽しい日々を過ごすことが、予防法だけでなく、「緩和策」としても有効だと思います。

認知症の人を怒らない。
大らかな気持ちで看ること。
認知症の人の気持ちになって。

認知症の人は「不安」でいっぱいなのです。
不安を一つずつ取り除いてあげる介護を。
そして、不安にさせない介護を。

認知症の人も介護者も、良い刺激のある楽しい毎日を過ごすこと。
楽しい気分を分かち合うこと。
認知症の人が今まで好きだったことは何でしょうか?
それを一緒にしてみましょう。

また、特に変わったことは必要ないかもしれません。
歌、会話などでも十分ではないでしょうか?

認知症の人は自ら楽しい気分になることがなかなか難しいのです。
楽しい気分になれるよう、介護者が手助けしてあげましょう。

父は新しいことをやったり、覚えることは出来ませんでした。
簡単に出来ることといえば、歌を歌ったり、おしゃべりしたり。

人によってはお裁縫が上手だったり、掃除が得意だったり…色々あるようです。
それらをやってもらったり、一緒にすることも良いのではないでしょうか?

父は歌うことが好きだったので、一緒に父の好きな歌を毎日たっぷり歌いました。
昔の歌を教えてもらいました。
父も歌うことで、忘れていた歌を色々思い出してくれました。
歌い方も手拍子しながら楽しく歌いました。

父の話を聞いてあげることも多かったのですが、そのままにしていると、
いつのまにか暗い話や愚痴話になってしまうこともあったので、
敢えて楽しい話題に切り替えたり、その時の状況に合わせました。
昔の話はこちらから切り出して、色々話してもらいました。

生年月日と出生地はかなり後期まで言えたので、折に触れ、忘れないように繰り返し言ってもらうよう努めました。
言えない時は「○○県だったよね?○○県のどこだっけ??」と聞くと、そのあとがすらすら出ることもありました。
座ってじっくり会話をしていると、徘徊はありませんでした。

しかし、「さて、そろそろ帰らなくちゃ」と言って、自宅に居ても帰宅願望が起きます。
そしたら、状況によっては一緒にちょっとその辺を一回りしてみるだけでも、落ち着くと思います。
介護者に余裕があれば、機転を利かすことや対応策も取りやすいでしょう。

介護者が楽しくなければ、楽しい気分の手助けは出来ません。
介護者が楽しい気分でいられるためには気持ちに余裕があること。
余裕を持つためには、楽な介護をすること。
楽な介護とは、自分だけで頑張らない介護。
介護サービスやその他の支援を積極的に受けること。
介護のはけ口の場を持つこと。

認知症のご本人の要望を重視するあまり、
訪問ヘルパー、デイサービス、ショートステイなど他からの支援を受けないケースも見られます。
介護者が元気で楽しく居られることも大切なことです。
他所、他者の支援も状況に合わせて利用することが楽な介護に繋がると思います。

また、状況によっては施設や病院などの入所も範疇に入れて考えてみましょう。
これらは思い立ったらすぐに入れるものではありません。
待機期間も長くなる場合が多いものです。
長い待機期間のことも考慮した上で、早めの判断が必要だと思います。

入所してしまったら介護は終わりではないと思います。
場所が自宅でなくなっただけだと考えましょう。
大変な部分は施設のプロに任せても、通って介護することで、楽な介護が続けられます。
家族ならではの介護」をすることです。

家族ならではの介護とは、認知症の人を楽しくさせられる介護だと思います。
プロは人数的にも時間的にも制約があります。
じっくり一人一人に取り組みたくても出来ない場合があります。
それらを補う介護です。

特養に入った父には、家族なら知っている事柄の会話をしました。
家で一緒に歌ったように、歌をいつも一緒に歌いました。
話しかけて、父が好きなように話してくれる雰囲気を作りました。
晩年は色々話しかけながら食事介助を続けました。
家でなくても密な関係で居られるのだと思いました。
そのせいか分かりませんが、父は認知症13年でも、最期まで話すことが出来ました。

介護者がその気になって蜜に接すれば、簡単なことでも進行緩和策になるのではないかな?と思いました。
そして、最初が肝心かな?と。
何だか幼児期の子育てと同じだなと思いました。


<参照>
私のブログのリンク先で、「快刺激」になる介護をされている内容のブログがあります。
あしたがあるささんの「つやちゃん日記」です。ぜひ、参考にされて下さい↓↓
http://blogs.yahoo.co.jp/djgrk323


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