タクさんの脳トレ その1【認知症初期・中期】

2007 / 02 / 04 ( Sun ) 01:01:57
タクさんがまだ介護サービスを全然受けていなかった認知症初期から中期の頃(認知症発症8年位まで)、自宅でちょっとした「脳トレ」を私とやっていました。
「脳トレ」なんて言葉は当時聞かなかったような気がします。
私も脳トレという程ではなく、父が楽しんで出来ればいいな〜とか、暇つぶしにもなるし、気に入って張り合いを持ってやってくれたらな〜そんな気持ちから始めました。
以前に少し書いたことと重複するかと思いますが、今回は「脳トレ」としてまとめてみました。
◆じゃんけん
「じゃんけんなんて訳ないさ!」と言って、父はいつもすぐ乗ってくれました。
グー・チョキ・パーは出来ましたが、時々チョキがさっさと上手く出せない時がありました。
単純な遊びですが、勝ち負けを私の方が上手く調整し譲ってあげて、とても楽しく遊べました。
特養に入った頃になると(認知症発症10年以上)、チョキが上手く出来なくなりました。
幼児がやるように、親指と人差し指でのチョキになりました。
それでも笑顔でやりました。
それに、この頃は勝ち負けが分からなくなりましたので、いつも「お父さんの勝ち〜♪」と言って、勝たせていました。
そのうち、グーかパーしか出せなくなりました。
もっと認知症が進んだ昨年頃(亡くなる年、認知症発症13年)は、じゃんけんに無関心になりました。
それでも、じゃんけんの「じゃん・けん・ぽい」の3拍子のリズムは覚えていて、私が一人でやると「うん・うん・うん」と頷いていました。
父と楽しく笑いながらやっていた頃が懐かしいです。
指先をリズムに合わせてその形に瞬間的に出す行為は、簡単そうで難しく、でも、一緒に楽しめる遊びだと思います。
私がオーバーなリアクションで色々しゃべりながらしたので、父は喜んだのだと思います。
<注>
地域によっては「じゃん・けん・ぽん」と言ったり、「じゃん・けん・ぽい」だったり、色々あるかと思います。父は「ぽい」の方でした。ちなみに私が小学生の頃住んでいた都内のある地域では「じゃい・けん・ぽん」でした。
◆せっせっせーのよいよいよい(手遊び)
これは結構難しいです。
「♪〜夏もちーかづく 八十八夜 トントン〜♪」という、歌に合わせて向かい合ったお互いの掌を合わせたり、手拍子したり…。
女の子なら子供の頃やったことがあると思います。
父は男だから、こんな遊びを子供の頃やったのかどうか分かりません。
父のきょうだいは男が多く、女は姉一人でしたから。
拍手を「ポン」と1回した直後、交差したお互いの掌を「ポン」と弾かせ合わせるところが難しいのです。
文章でこうして書くとなお難しい(笑)
でも、父の手を取ってゆっくり教えてあげると、歌に合わせて一瞬遅れながらも出来るようになりました。
出来ると父もとても喜んで、何度も一緒にやりました。
この「八十八夜」以外に、「桃太郎さん」でも歌いながら同様にやりました。
これらは、認知症中期も後半になると出来ませんでした。
以前のように手を取って教えても、出来ない、分からないで、父は面白くなくて「もう、いいよ!」となりました。
それからは無理に手遊びはせず、これらの歌だけ一緒に歌うことにしました。
この手遊びも、リズムに合わせて瞬間的に手を相手に合わせて動作することが、脳に刺激になると思います。
もっと父とやりたかったな〜。
長くなりそうなので、「脳トレ」は次回に続きます。
今日の花

冬から初夏まで次々に割き続ける「プリムラ・オブコニカ」。この花は、プリムラの中では直射日光にちょっと弱く、室内の窓辺あたりが丁度良い冬の室内花です。ピンク、薄紫、オレンジ、ワインなどの色が有り、葉が多く株全体がやや大型です。我が家のオブコニカは購入後5年位経ちますが、一度も土替えも植え替えもしたことがないという、悪い見本ですが、ちゃんと毎年1月頃から室内で咲き出します。夏は天候により涼しい北側のベランダに出しますが、1年の殆どはこの窓辺で過します。時々液肥を与えるだけのズボラ振りですが、良い子に育っています。我が家のは咲き進むにつれて色が濃く変化する「移り紅」という種類です。

5年物のプリムラ・オブコニカ "移り紅" タクさんのお友達のコアラちゃんと一緒に
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