第1回の今日は「常識を変えよう」がテーマでした。
認知症の今までの常識とされていたこと
◆認知症は歳のせい
◆治療法はない
◆予防法は難しい
◆徘徊・暴力は仕方ない
正しい認知症の常識とは
●認知症は病気である
●進行を遅らせる薬がある
●予防法はある
●徘徊・暴力は適切なケアで症状を減らせる
ということが番組での結論で、それらについての紹介がなされました。
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これらの中で私が興味深かったことは「新薬の開発」。
それと、適切なケアのための「センター方式」というケアマネジメントの方法のことでした。
これについては下記に詳しく書きました。
しかし、新薬の開発・使用については、日本では今までも、どんな薬でも欧米より10年位、いや場合によってはもっと遅れる状況です。
期待ばかりさせといて…多分、期待しているうちに、患者は進行し、亡くなってしまうのでは…と思ってしまいました。
それと、番組で紹介されたのは、どれも認知症初期なら何とかなる場合のことばかり。
もっとも、初期でしか新たな対応策もないので当然と言えば当然なのですが…。
現実には、徘徊や暴力を通り過ぎた認知症末期の患者への対応策は、かなり情報が少ないと思います。
そこまで生きている人が少ないのか?そこまで行くと施設介護になる場合が多いからか?
私などは手探りで認知症末期の父を看てきました。
言葉がなくなった人へ、何を考えているか分からない人へ、どう対応したら良いのか一般化されていないと思います。
末期であっても、私の経験では基本的介護法は同じだと思いますが、末期の人やご家族にも希望や期待が持てる在り方についても、今後報道されても良いかと思いました。
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今日の番組で興味深かった内容のご紹介です。
●進行を遅らせる薬
これはよく知られている「アリセプト」。
しかし、アメリカでは4種類の進行を遅らせる薬がすでに認可され、使用されているそうです。
しかも、進行を完全に止めてしまう「トラミプロセート」という薬をカナダのニューロケム社が開発中だそうです。
アルツハイマーの原因である脳に出来る老人斑(アミロイド・ベータ)の育成を防ぐ薬で、アメリカでは初期の患者の70%に効いて副作用がなく、2年後の実用化を考えているそうです。
ターゲットは老人斑の原因となる「アミロイド・ベータ」の発生を抑える物質の研究開発で、幾つかの薬を組み合わせて使用する方法が、後年には取り入れられるであろう…と日本の医師の話でした。
しかし、これはアメリカなどの話で、日本では実用化は、もっともっと先になるでしょう。
●手術による方法
神経成長因子を脳に埋め込む治療法で、遺伝子を使って脳そのものに薬を作らせる方法だそうです。
しかし、これは一般化されるのは、特に日本では薬以上にもっともっと先になると思われます。
●早期発見
アメリカでは発症から更に10年以上前に、早期発見が出来る方法があるそうです。
MRI検査の神経画像により、脳の内嗅皮質(ないきゅうひしつ)には組織の萎縮が早くから変化が起きる事を突き止め、早期発見、早期予防に努めることが可能であるとのこと。
こんなに早くから脳には変化が起きているのですね。
そう言われると父の場合も心当たりがあります。
これはぜひ、日本でもどんどん取り入れて欲しいものですが、行き渡るのには当分時間がかかるでしょう。
●簡単な早期発見法(10時10分を示す時計)
尾道ではこの方法が、在宅のお年寄りに取り入れられていて、VTRで紹介されました。
大きい丸を描いて、その中に時計の文字盤の数字(1から12)を書きいれ、10時10分を示す時計の針を書き入れてもらう方法。
これが正しく出来れば正常。
日常的に何でもないような人でも、中にはそれが正しく描けない人がいる。
空間認知が出来ていない認知症の可能性がある人は正しく描けず、簡単に早期発見出来る方法だと紹介されていました。
●適切なケアで症状の緩和
ケアマネジメントによる「センター方式」という方法が紹介されました。
「認知症になり始めの頃から最期を迎えるときまで、在宅にいても、施設・病院に移り住んでも、本人と家族の思いや暮らしを大切に関係者が継続的に支えていくための共通の方法を」。
こんな願いを実現するために作られたのが「センター方式」です。
ケアマネジャーを要にして、本人と家族、ケア関係者が共通シートを使って互いの思いや実情、アイディアを出しあい、「本人と家族のよりよい暮らし」をめざして「やれること」を一緒に探りながらケアサービスをよりよくしていく方法です。
<以上「いつどこ」ネットより引用>
これは、あって当然とも思えるケアの方法で、なぜ今までこのような様式やしっかりしたケア方法が一般化されなかったのか、不思議なくらいでした。
番組内では、これを実践している施設のVTRを紹介していました。
この方法は、介護を仕事としている以外の人、介護家族もこれに基いて介護すれば、認知症介護の困難さから多少は開放されるのではないかと思いました。
認知症の人の気持ちに立った介護法と言えるものだと思いました。
この方法に沿った介護の仕方を私個人はやってきたな、と思いました。
●「センター方式」とは?
認知症の人は全身でサインを出しています。
ご本人が出しているサイン…強い不安やストレス…それらの原因を考えた上で、ご本人の思いを掴み、対処法を考えること。
それがセンター方式の元となる考え方です。
具体的には、ご本人についての原状の把握、過去の情報(生い立ちや習慣など)を知ること、介護する皆でご本人について考え、「その人らしさ」を維持するために対処法を共有して行こう(センター方式シートを利用して)、という考え方です。
これについては番組内で「センター方式のシート」が取り出せる案内がありました。
「センター方式 認知症」で検索すると…「いつどこ」ネットに繋がり、ここでダウンロード出来ます。
ダウンロードしてプリントアウトしました。
枚数がかなり多いですが、なかなか良く出来ているシートで、在宅でも役に立ちます。
センター方式やシート取り出しについて↓↓
「いつどこ」ネット http://www.itsu-doko.net/book/index.html
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