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各種介護サービス利用のきっかけ・追記(認知症の父)
2007 / 02 / 16 ( Fri ) 19:52:12

昨日の「各種介護サービス利用のきっかけ」でコメントを色々頂き、ありがとうございました。
その中の幾つかを記事として書いてみました。
まとまりがなく長文で読みにくいと思いますが…。


◆父の介護保険申請が遅かった訳
父の介護保険申請が発症後8年経ってからと遅かったのは、
介護保険が施行されたのが、父が発症して7年後の2000年だったからです。

早速申請しなかったのは、この頃の父は発症後7年経っていても、
問題行動と世間で言われていることが特になく、介護に困ることがさほどなかったからでした。

他にも、以下の理由がありました。
◆通い介護で父と私が住んでいる市が異なっていたので、私が父の市の行政に詳しくなかったこと。
◆ある都合上、事実とは異なり父の住民票は私と同居の形を長い間取っていたことで、行政支援を受けにくい形でありました。
しかし、介護保険を申請するにあたり、父の住民票は父の実際住んでいる住所に移しました。
◆通い介護なので、何かと面倒になることが増えるのは私が嫌だったからです。

何かと面倒というのは…。
たとえば、父をデイに出すについても、父は一人で行かれませんから、父がデイに行くよりも前に父の家に行って父の支度をしなければならない。
父がデイから帰る時は、父よりも早く父の家へ行って、デイの車から降りる父のお迎えをしなくてはならない。
ちなみに、父がデイに行っている間は、私はアルバイトに出ていました。
つまり、この頃の父は大きな問題がなく、
何も利用しない方が私にとっては私のペースで出来るので、ラクだったからです。

介護保険を申請するにあたって、私が介護を前向きにやっていこうと決心したのは、このような面倒なことを面倒に思わず、自分の生活だけでなく、通いながら父の生活全てに関わりを持ち、責任を持たなければならないことから、大きな決心をしなければならなかったのです。


◆父が通っていたデイサービス
特養併設のデイで認知症の方はクリアな方とは別室でしたので、通常の活動は別のようでした。
クリアな方は主に曜日によって、陶芸の日、書道の日、などのクラブ活動的なものを行っていました。
大きな施設併設のデイでは、このパターンが多いと思います。
音楽や体操、外出、行事は、クリアな方と一緒に行います。
恐らく、認知症でもクリアな方と共に行動しても問題がないような方は、出来る範囲で行動出来るようになっていたと思います。

父の場合、当初は書道などもクリアな方と一緒に参加してやっていたようですが、そのうち文字を書くことが出来なくなりました。
父はカルタの読み手が得意で頻繁にカルタをしていたのですが、認知症の方々とだけでやっていたのか、クリアな方と一緒かその辺は私も特に疑問を持たなかったので分かりません。


◆もう一つのデイサービス

父はもう一つ別のデイに日曜だけ通っていました。
日曜もやっているデイは少なく、たまたまここも私の家のすぐ傍でした。
ここは、ごくごく小規模のデイ(単独型)で、小規模なので一部屋に認知症の方もクリアな方も一緒でした。
介護度も重い方から軽い方まで様々でした。

このデイでは、散歩好きの父に合わせて、主に近所へ散歩に連れ出してもらいました。
小規模なので、部屋も広くなく、父にとっては歩き回ることが出来ずに少し窮屈だったかもしれませんが、きめ細かく看て頂けたと思います。
しかし、父にとっては、いつも通っていたデイの方が色々な面で合っていたようでした。


◆ショートステイについて
特養や老健に併設しているショートについて書きます。
殆どのショートは施設併設型だと思います。
このタイプのショートは、ショート専用の部屋や居場所がある訳ではなく、特養や老健入所者と一緒のフロアで、行う内容も一緒です。

まれに、大規模の特養で、ショート収容人数が多い施設では、ショートは別のフロアでショート専用のメニューがある施設もあります。

父はこのタイプのショートを一度だけ利用したことがあります。
いつものショートの予約が取れず、やむなく別の施設を利用しました。
いつもの慣れたショートではなかったので、かなり不穏だったようです。


◆ショートの職員さん
ショートは別の職員さんが看る訳ではなく、特養や老健の通常の職員さんがショートの人も看ます。
デイが同じ建物に併設されていても、デイの職員さんはショートには関わらないのです。
ですから、同じ施設のデイとショートでも職員が全く異なりますから、全く別の施設のショートを利用するのと同じことになります。
認知症のご本人が建物の区別がつく方は、同じ建物であることが分かり、別の施設よりは不安も少ないかもしれません。


◆施設見学
ショートステイを初めて利用する前に、施設を見学されると思います。
この時に、しっかり見学しておけば、のちに特養や老健入所になる場合の、施設選びの目が養われます。
ですから、特養・老健入所の場合の施設見学も兼ねた見学をすると良いと思います。

特養や老健はショートの利用で馴染んだ施設であることが望ましいと思います。
ですから、ショートを利用する時は、そのことを念頭に置いて施設を選ぶのが良いかと思います。

また、施設の見学は多く見れば見るだけ、比較が出来て良いし、見る目が養われます。
認知症のご本人の状態が良いときに、見学しておくことが大事だと思います。
そのような時は介護者の気持ちにも余裕があるからです。
見学程度で全てが分かるわけではありませんが、しないよりは全然良いと思います。

介護者は施設入所の考えがなくても、先々ご本人の状態がどう変わるか分かりません。
介護者の気持ちや時間がある時に、冷静に見ておく必要があると思います。


◆施設の情報を得る方法
また、施設についての情報はケアマネさんもある程度持っていますが、施設見学や評価を仕事の核としているのではありませんから、実はケアマネさんも知らない部分が多いのです。

特養については、なかなか順番が回ってこない。
やっと番が回ってきて、一生居られる。(例外もある)
だから、仮に不満な点があっても、皆、あまり文句は言いません。
特養に入居になった時点で、それまでお世話になったケアマネさんとは通常関わりがなくなります。
ですから、入居後の不満点はケアマネの耳に入りにくい状況となります。
これは父担当のベテランケアマネさんもおっしゃっていました。
事実、数多く見学した私の方が、ケアマネさんより施設の情報をよく知っていました。

特養入居となると今までのケアマネさんは担当から外れるのですが、父のケアマネさんは、父が入居した特養法人のケアマネさんでしたので、頻繁に施設内でお会いすることが出来ました。

特に生涯入居出来る特養については、ご自身で確かめて判断することが望ましいです。
特養では地域の人に向けての講座や催しをよく行います。
特養で一般に発信して行われる催しに参加することで、その特養のことがよく分かります。
そのような情報発信をあまりしていない閉ざされた特養はどうかな?あまり良くないのでは?と思われます。
また、地域での評判も勿論大事です。

施設の情報について、これだけインターネットが普及しているのに、施設の本当に知りたい部分の情報は殆ど分かりません。
分かるのは、施設の規模や人員配置などの施設の基準となる事柄ばかり。
行事の写真が掲載されていれば良い方でしょう。
施設同士の内容比較や評判は未だにネットでも分かりません。
そのような評判を掲載するHPがありましたが、残念ながら内容のないものでした。

<注>
施設については主に特養について書きました。
老健は特養と違って期間限定で一時的に入所する施設という特性からです。

参照↓↓
各種介護サービス利用のきっかけ(認知症の父)


テーマ:認知症の介護 - ジャンル:福祉・ボランティア


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*Comment  Thank you*
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なるほど〜認知症が進む前に施設に関しての情報をしっかりと集めておいた方がいいですね〜。やはり特養に入居希望があってもなかなか順番が回ってこないと聞いております。ばあちゃんは今すぐ入居というわけではないですが将来は考えなければならないと思っています。えすえさんのいうとおり今のうちから情報収集の準備はじめま〜す。私もネットで近郊の施設を検索してみるのですが満足な情報が得られません。残念です。
by: alice * 2007/02/16 22:14 * URL [ *編集] * page top↑
 

>aliceさん
そうです。予定がなくても、余裕がある時に情報収集しておきましょう。
情報収集の中でも見学は最も有効な手段だと思います。
予定がなくて申し込みをしている人も多いので、待機者が大変な数になっているのです。
掛け持ちして申し込みもしている人も多いでしょう。
ですから、実際に本当に入所を希望している人は待機者の半分位かもしれません。
入所の基準として、色々ありますが、同等な状況レベルの人同士の場合、
待機期間が長い方を選ぶことが一般的だと思われます。
なので、申し込みは早い方が得策だと思います。
ただし、施設が最終の場所だと一概には言えないと思いますが…。
by: えすえ * 2007/02/17 01:29 * URL [ *編集] * page top↑
  参考になります!

テンプレート変えたんですね。
可愛いです。

私は今後の母との生活において、どうなるかはわかりませんが、もし、母に介護が必要な状況になった時、私は仕事をやめる訳にはいかないと思います。
もちろん生活費の確保のためです。
デイやショート、特養については、今のうちから、調べたり見学しておいた方が良さそうですね。

これからもいろいろ教えて下さい。
by: momiji1021 * 2007/02/17 08:45 * URL [ *編集] * page top↑
 

>momiji1021さん
ありがとうございます。テンプレ春バージョンにしました♪
仕事を続け、出来る範囲で介護することも介護の一手段ですよね。
介護が必要になると介護のための費用もバカになりません。
市町村によって補助が出たり、あとで返金されたり、
そちらの方も面倒ですが頑張りましょう。
もし、施設入所になっても、家族の力は大きいですから、
施設に通って出来る範囲で介護することも大事ですね。
お母様がお元気なうちに、色々なことを尋ねたり、話し合って下さいね♪
by: えすえ * 2007/02/17 12:03 * URL [ *編集] * page top↑
 

 えすえさん。

 施設の見学は大切ですよね。私は私は4件位しか見ていないので、未だ未だ目は養われていませんが、家族の会で施設の人とかと話をしてみると、やはり施設によって、温度差がありますね。

 それと、実際の雰囲気。入所者の方の表情。施設の臭い!(臭いは大事だと思います。その施設が入所者の方をどのように扱っているのかが、すぐにわかります。)これらの事は、本当に行ってみないとわかりません。

 見学した所の一つの相談員の方が、「見学するなんて立派です。一度も見学せずに入所させる方も多くおられます」と言われました。

 でも、状態を良く保てるかどうかは、本人に合った施設の選定にあるのにと思います。
by: あしたがあるさ * 2007/02/17 12:32 * URL [ *編集] * page top↑
 

>あしたがあるささん
施設によっての温度差、最も身近な介護職の方の技量など、
全ての条件に満足出来ることろとなると、なかなか難しいですね。
どれに一番ポイントを置くか、ご本人の状態によって考慮することも必要かな?
ご本人に合った施設で家族が通いやすいところ、などが大事ですね。
見学では施設の設備などよりも、あしたさんがおっしゃるように、
雰囲気、表情、臭いも見るポイントですね。
父のユニット特養は介護保険申請前に、
初めて見学して最も気に入った施設で、
この施設を見たことが介護保険申請のきっかけになったのです。
ただ、敷地内に庭がなかったことだけは欠点でしたが、カバー出来ました♪
by: えすえ * 2007/02/17 13:08 * URL [ *編集] * page top↑
 

とてもわかりやすく書かれていて、感心するばかりです。
多くの人の参考になりますね。

介護保険で、様々なサーボスを利用することは、
便利なだけでは無く、めんどうもたくさん出てきますよね?
そういうことも理解し、でも、本当に利用しにくい点については、改善してもらえるように意見を言うとか、
よい方向に行くように、家族として努力してしていきたいです。

施設の見学を早めに、ということは、私も自分なりに記事にしました。
読んでいただければ幸いです。
http://turukameko.blog44.fc2.com/blog-entry-123.html
by: かめこ * 2007/02/17 16:49 * URL [ *編集] * page top↑
 

>かめこさん
ありがとうございます。整理がついてなくて、読みにくいのでは?と思っていました。
そうそう!改善について、ちょっとしたエピソードがあるので、
今後、機会を見て書きたいと思っています。
かめこさんの施設について書かれたブログ、拝見しました♪
なんと!亡くなられたお父様が真っ先に考えておられたことにビックリしました。
また、在宅派のかめこさんだと思っていましたが、
施設という選択も範疇に入れておられるのですね。
過去の大切な記事のご紹介、ありがとうございます♪
by: えすえ * 2007/02/17 21:05 * URL [ *編集] * page top↑
  春バージョン いい感じですね。

記事がとても参考になりました。
細かいところまで良く見ていることが分かります。かゆい所に手が届いた感じです。

以前、母が体調が悪く入院していた頃、
「お願いだから老人ホームに入れてくれ」と泣かれてしまったことがありました。
今は調子が良く、元気ですごしていますが、
私と父で真剣に施設探しを考えました。
 本当、何から始めていいのか分かりませんでしたね。お金のこと、施設の場所のこと、家族みんなの思い(家にいられるうちは一緒にいよう。等)が絡み合って、一時パニックになりました。

結局、調子が良くなってからはやっぱり家がいいと言って
何事もなかったように今までどおりにしていますが。(母もつらかったのかな。。。)またそのような時が来たらどうしようかと考えてしまいます。自分の職業を考えると、聞くに聞けない回りの空気があります。


今のうちから機会を見つけて、勉強しておこうと思います。もしもの時は、えすえさんのここのページを参考にさせて下さい。
by: nob * 2007/02/18 01:12 * URL [ *編集] * page top↑
 

>nobさん
春バージョン好評で良かった〜♪
当のご本人のお母様がホームを希望されたとは、珍しいお話に思います。
突然こういうことになるとご家族は動転されるでしょうね。
かと言って、それほどのご高齢でなければ、
日頃から施設のことを考えることがないのが普通ですもんね。
施設のことを考えるきっかけになって、次回もしもの時は
良い対応が出来るのではないでしょうか?
でも、次回もしもは、あって欲しくないことですね〜。
職業柄聞くに聞けない…なるほど、近くて離れた存在なんでしょうね。
施設のことは、まだこれからも書きますので参考になれば嬉しいです♪
by: えすえ * 2007/02/18 09:20 * URL [ *編集] * page top↑
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